節税のための収入調整がダメな理由~税制改正の危険性について~
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️ 住民税非課税世帯と源泉分離課税 前回、年間の収入が一定以下の場合、住民税非課税世帯となり、様々な恩恵を受ける事が出来る、というお話をしました。 その基準とは具体的には、 ポイント (1)同一生計配偶者または扶養親族がいる場合 35万円(※1) × (本人+同一生計配偶者+扶養親族)の人数+21万円(※2) +10万円(2)同一生計配偶者および扶養親族がいない場合 35万円(※1) +10万円 (※1) 基本額:1級地 35万円、2級地 31.5万円、3級地 28万 ...
住民税非課税世帯とは~年金繰上げ受給で対象に!?~
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️ 公的年金等控除額が余る場合 前回、iDeCoで全米や全世界株など比較的、想定利回りが高いものに投資していた場合、一時金受け取りよりも年金受け取りの方がお得(税金は高くなるが、それ以上に運用益が多くなる)というお話をしました。 ただし、本当の正解は、一時金で受け取ってそのお金を特定口座で運用しながら少しずつ取り崩す、というものでした。 しかし、ここでのモデルケースでは、会社員で厚生年金が月14.4万円(現在の厚生年金の平均受給額)の場合を想定していたため、自営業やフリー ...
一時金 vs 年金~iDeCo受け取り、どちらがお得か徹底比較~
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️ なぜ一時金が選択されるのか 前回、iDeCoでは9割以上の人が、「一時金(一括)」受け取りを選択している、というお話をしました。 その理由として、退職所得控除(一時金の場合)は控除額を超えた分も2分の1に対して課税、公的年金等控除(年金の場合)は控除額を超えた分は全額が課税対象になり、 年金の場合、さらに毎年の国民健康保険料(介護保険料含む)も上がってしまう、という事が考えられます。 しかし、忘れられがちですが、年金受け取りの場合、受け取る瞬間まで(残っていた資産は) ...
順序リスクとは~4%ルールはなぜ4%なのか~
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️ なぜ4%なのか 前々回、前回とインデックス投資(全米or全世界株式)の運用益を計算するのに想定利回り(年率)を6~7%とし、それは過去の実績を見れば現実的な数字だとお話しました。 しかし、ここで疑問なのが、かの有名な研究(トリニティスタディ)による「4%ルール」です。 これは4%ずつ資産を取り崩しても(その間にも残りが運用されているため)ほぼ死ぬまで資産が尽きない事は無い、というものですが、 この理屈で言うと6~7%で取り崩しても(増えるスピードと同じなので)相殺して ...
小規模企業共済・経営セーフティ共済~節税=お得とは限らない!?~
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️ 実は会社員でも加入できる!? 前回まで、自営業・フリーランスの節税策として、マイクロ法人と個人事業主の二刀流についてお話してきましたが少々、手間やリスクが大きいものでした。 今回紹介するのはそれと比べて、簡単に導入でき、リスクもほぼ無いものになります。 それは、小規模企業共済と経営セーフティ共済です。 これらは、iDeCoのように将来に備えて自分で積み立てを行い、その掛金が所得控除される、というもので、それぞれiDeCoとは完全に別枠で同時に行うことが出来ます。(対し ...
マイクロ法人二刀流のデメリット~隠れコスト・リスクを暴く~
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️ マイクロ法人二刀流のメリットまとめ 前回、自営業・フリーランス(個人事業主)の人が、マイクロ法人と個人事業主の二刀流にする事で具体的にどのくらいお得になるのか検証しましたが、 その結果をまとめると、こうなります。 ポイント 健康保険料(東京都新宿区に在住の場合)・40歳未満・単身・年収400万円の場合、220,414円・40歳以上・単身・年収500万円の場合、366,608円・40歳以上・配偶者(会社員・年収100万)と子供2人・年収500万円の場合、503,308円 ...
マイクロ法人二刀流のメリット~いくらお得になるのか徹底検証~
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️ 国民健康保険料について 前回、自営業・フリーランスの節税策として、マイクロ法人と個人事業主の二刀流を紹介しましたが、果たしてトータルでどのくらい得になるのか検証してみましょう。 この節税策の一番の目玉は何と言っても社会保険に加入して(しかも等級が低い)、保険料を抑える事にあります。 特に国民健康保険の保険料は高齢化に伴って年々増加しており、上限額も2022年に引き上げられたばかりで、これからもこの傾向は続くでしょう。 この国民健康保険料、具体的にどのくらいかかるのかは ...
マイクロ法人と個人事業主の二刀流~自営業・フリーランスの節税策~
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️ 国保組合とマイクロ法人の使い方 前回、年金受給額を上げるために、法人化して4月~6月の役員報酬を増やし、また健康保険料が上がらないように法人化する前に国保組合に加入しておき健康保険被保険者適用除外承認申請を行う、という方法を紹介しました。 しかし、こちらの方法はかなりレアなやり方で、一般的には(年金受給額が下がっても良いから、健康保険料も含めた)社会保険料を抑えたい、という人が大半かと思います。 年々、年金への信用が無くなってきていて(最悪、将来貰えなくなるかも、など ...
													






