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2種類の「ABUSA」とは~最新の米株投資トレンド~

2025年5月31日

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

「ABUSA」は何の略語か

突然ですが皆様、「ABUSA」という言葉はご存知でしょうか。

つい先日、産まれたばかりの造語で、「BRICS」(または「BRIC」)や「FANG」、「M7」などのようにトレンドの投資対象を表したものです。

「BRICS」と言えばブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の頭文字を合わせたもので、

「FANG」と言えばフェイスブック(Facebook=現Meta Platforms)、アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)、ネットフリックス(Netflix)、グーグル(Google)の頭文字、

「M7」は、アップル、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、エヌビディア、テスラの7社を指しますが、

「ABUSA」には、このように2つの意味があります。

ポイント

・「Anywhere But U.S.A.」(米国以外ならどこでも)の略

・「Apple」、「Broadcom」、「Unity Software」、「Supermicro」、「AMD」の5社の頭文字を合わせたもの

後者はいずれもアメリカの企業ですから、前者とは真逆と言ってもいいくらいの意味になっています。

ですが、前者は米国の株式、債券、通貨(ドル)が下がっており(トリプル安)、関税の件で今後の先行きも不透明なので米国以外に投資するという機運が高まっている、

後者はエヌビディアやテスラの勢いがかつてほどでは無くなった所、新たに「AIのインフラを構成する企業」として注目されている、ということで、

どちらも「最近のトレンド」という意味では共通しています

消極的な理由か積極的な理由かの違いね

「ABUSA」を実現するために

では、この「ABUSA」をやろうと思った時に具体的にどうすれば良いかですが、1つ目に関しては非常に簡単です。

それは、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(楽天・VXUS)、もしくは
本家のバンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)か、

iシェアーズMSCI・ACWI(除く米国)ETF(ACWX)、SPDR・MSCI全世界株式(除く米国)ETF(CWI)のような米国ETFを買うことです。

前者はFTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス(円換算ベース)、後者は名前の通りMSCI・ACWI(除く米国)インデックスと、連動する指数は違うものの、

米国以外の世界の株式に、幅広く時価総額加重平均で投資をする、という意味では同じです。

2つ目に関しては、今のところこれを買っておけば良い、といったものはありませんが、じきに出て来ると思います。

個別株でも良いのですが、リバランスの手間や配当金(でのNISA枠消費)を考えると出来れば投資信託が欲しい所です。

しかし、「米国以外」に投資する「米国ETF」を買う場合(楽天・VXUSのように、投資信託の内部で買っている場合も含む)、NISAであっても三重課税問題が不可避なので要注意です。

これは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスに連動する投資信託(全世界株式)全般にも言えることなのですが、「除く米国」となるとその全てが三重課税の対象になるため事態はさらに深刻です。

楽天VXUSについて~買ってはいけない!?~

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同じ全世界株式でも、MSCI(約3,000銘柄)よりFTSE(約9,000銘柄)の方が数が多い(小型株も含む)から、個別株運用は難しいのかもね

米国以外に投資した結果

そう考えると、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(MSCI ACWI に連動して個別株運用)のように、MSCI ACWI ex USA(除く米国)に連動するインデックスファンドがあればベストなのですが、現状は「除く日本」しかありません。

ですが、仮に「eMAXIS Slim 全世界株式(除く米国)」があったとしてリターンがどうなるかMSCI ACWI ex USA の指数(トータルリターン)を円換算したもので見てみましょう。

S&P500 TRNASDAQ100 TRMSCI ACWI TRMSCI ACWI ex USA TR
-10.04%-9.49%-5.61%3.28%
2025年5月23日時点での年初来(約5ヶ月)のリターン

このように、軒並みマイナスリターンになっているところ、米国を除く全世界だけがプラスになっており、「ABUSA」という言葉が出てくるのも納得です。

しかし、やはりたまたま今年が良いだけ、というオチもちゃんとあります(笑)。

年数S&P500 TRNASDAQ100 TRMSCI ACWI TRMSCI ACWI ex USA TR
316.6121.4415.1312.55
522.4824.7520.3417.20
1013.8918.7610.837.06
2011.7116.259.807.51
3012.1315.149.837.72
37.311.4114.328.766.58
現在(2025年4月30日)までの年率平均リターン(%)
(NASDAQ100の30年以降はプライスリターン)

このあたり、同じく最近注目されているJリートと似ているかも知れません。

Jリート(国内不動産投信)について~株安円高で再注目~

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最近の調子が良いものに目移りしてしまうのが人の性ね

「ABUSA」はアリなのか

このように、3年以上のスパンでは全て「S&P500 > 全世界株式 > 全世界株式(除く米国)」となっており、数十年間にわたって米国が牽引してきたのは間違いありません。

もちろん、今後はこれを覆して米国以外の方が伸びるという可能性もありますが、NISAで投資をするのであれば、それが一時的なものでは意味がありません。

可能性で言えば、覇権国のローテーションもあり得ますし、それを予想しつつ次の国がどこになるかは分からない(どこになっても良いようにする)のであれば全世界株式(除く米国)がベストな選択になるのですが、

現状では三重課税を回避する方法が無く、たとえトータルリターンがマイナスでも、配当金がある限り掛かり続けるコストを飲んでまで投資をする価値があるかは疑問です。
(ちなみに、アメリカ以外と言うとインド株も人気があるのですが、こちらもコストの問題を抱えています)

インド株投資はアリかナシか~潜む2つの罠~

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また、もう一つの「ABUSA」も、運用期間が7年を超えるFANG+ですら陰りが見え始めているところ、今から新たに登場して鉄板の投資先になる可能性は低そうです。
(いい所、「Zテック20」や「一歩先行く」のように、サテライトとして買う程度でしょう)

Zテック20について~一歩先いくUSテックトップ20との違い~

続きを見る

20年、30年先の老後を見据えた長期投資であるなら、直近の数年、ましてや今年だけの成績に惑わされないようにしたい所です。

数十年間、安心して持ち続けられるものにしたいね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️


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