年払い vs 月払い、どちらがお得か~先払い分の運用も考慮~

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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

支払いは出来るだけ後回しに

前回まで、出来るだけ投資に回した(現金として置いておかない)方が良い、というお話をしてきましたが、

投資タイミングについて~現金で置いておくのもリスクに~
ギリギリ投資術~生活防衛資金は不要!?~

そういう意味では、あらゆる支払いは可能な限り後回しにした方が良い、ということになります。

例えば、現金派の人がクレジットカード払いに切り替えた場合、支払いは(買い物をした日の)1ヶ月~2ヶ月弱ほど先になり、(現金払いの場合と比べて)1ヶ月~2ヶ月弱の支出ぶん、手元に残る額が多い状態が続くわけですから、

月の支出が平均30万円で年利回りが平均5%なら、約1.5万円~3万円だけ毎年収入が増えることになります。
(感覚的にはクレジットカードを使い始めた月以外は同じなのですが、(生活を一切変える事なく)初月の支出分を投資に回して放置できる、とも考えられます)

おまけにクレジットカードの場合、手数料が無料(年会費も無料のものもあり)でかつ、ポイントなどのメリットもあるので、使わない手は無いと思います。

蛇足になりますが、クレジットカードの手数料は実は無料ではなく(ポイントの原資+カード会社の利益が必要)、店が支払うことになっている(客からカード使用料を取ることは禁止されている)ため、その分は商品価格に転嫁するしかなく、

(実質的に)クレジットカードを使わなくてもクレジットカードの手数料(他人のポイント分も含む)を支払う状態になっているため、現金で支払うと割高になってしまいます。

これはQRコード決済なども同じなのですが、例外的にPayPayに関しては(シェアを増やすために)会社が赤字を被って(小型店に限り)店の手数料もしばらくの間は無料にしていたようです(現金かPayPayのみ、みたいな店がちらほらあったのはこのため)。

楽天モバイルとかもだけど、最初は無料にしておいて(ある程度ユーザーが増えてから)有料に変えるのは最近よくある手法だね

先払いはしない、という選択肢

この、可能であれば支払いは後回しにした方が良い、というのは税金に関しても同じで、だからこそ、(手数料が同程度なら)ETFよりも(無分配の)投資信託の方が良いのです。

投資信託 vs ETF~どちらがお得か?徹底比較~

配当金(分配金)が出る場合、その都度税金がかかる事になりますが、無分配型(内部で再投資)であれば、その分も支払うのは売却する時なので、

老後資金であれば税金の支払いは何十年も後回しに出来ることになり、その間ずっと(払うはずだった税金分)運用額が多い状態が続く、ということになります。

そう考えると、支払いを後回しにするだけではなく、先払い(するという選択肢)を避ける、というのも一つの手になってきます。

具体的には、月額課金のアプリやサービスなど(サブスクリプション)を年払い(年間プラン)にすること、などです。

有名どころでは、Amazonプライム(月間プラン500円または年間プラン4,900円)やYouTubeプレミアム(通常プラン月額1,180円または年間プラン年額11,800円)あたりでしょうか。

通常、これらを考慮する際には、年払いによっていくら安くなるのか、と途中で使わなくなる(月払いなら解約する状況になる)リスクを天秤にかけると思いますが、

厳密に言うと、これに、先払いによるデメリット(運用に回せるはずのお金が回せなくなる)も加味する必要があります。

またしても蛇足になりますが、いずれにせよiOS(iPhoneやiPad)のアプリ上で購入すると約3割増しの料金になる(いわゆるApple税を取られる)ため、

該当ユーザは、Webブラウザ(iOS端末上でも可)からホームページにアクセスし、そこから購入することを強くおススメします(購入後はアプリでも同じく恩恵を受けられる)。
(サブスクに限らず、スーパーチャット(スパチャ)ですらアプリ経由だとその分、配信者が受け取る金額が少なくなるそうです)

サービス内容が同じなら、安い方がいいわね

具体的な例

では、先払いによるデメリット(運用に回せるはずのお金が回せなくなる)がどの程度のものなのか、例を挙げてみたいと思います。

例えば、月払いだと1,000円のものが、年払いだと11,000円(1ヶ月分安くなる)になる、という場合、最初の支払い時点で持っているお金が12,000円だとすると、お金の流れはこうなります。

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
支払い額1,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,000
手持ち額11,00010,0009,0008,0007,0006,0005,0004,0003,0002,0001,0000
月払いの場合
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
支払い額11,00000000000000
手持ち額1,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,000
年払いの場合

単純に最終的に手元に残るお金が後者(年払い)の方が1,000円多いので勝ち、と言いたいところですが、想定利回りを0.5% × 月数(年6%)として運用を加味するとこうなります。
(手持ちの額が1,000円ずつ減っていくため、各1,000円ごとに運用期間が変わる形になります)

投資元本1,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0001,0000
運用期間12ヶ月11ヶ月10ヶ月9ヶ月8ヶ月7ヶ月6ヶ月5ヶ月4ヶ月3ヶ月2ヶ月1ヶ月
運用益60555045403530252015100
月払いの場合(運用を加味)

運用益はトータルで385円という事になり、年払いの場合の運用益60円(1,000円の6%)よりも325円多くなるため、年払いにしてお得になるのは1000円ではなく675円、ということになります。

これがもし、月払いだと1,000円のものが、年払いだと11,500円(0.5ヶ月分安くなる)になる、という場合だと、月払いと年払い(30円)との運用による差は355円になり、年払いにしてお得になる額は145円にまで減ってしまいます。

これが、単純に1円でも安ければ良い、というものではなく、途中で使わなくなるリスクの対価と考えると、評価も変わってくるかも知れません。

運用結果がどうなるか分からない(マイナスになる可能性もある)から、あくまで期待値ベースだけどね

先払いしない方が良いもの

とは言え、実際は民間企業のサービスで年払い(先払い)をして安くなるのが1ヶ月分未満という事は稀だと思いますが、(サブスクではないですが)公的機関ではありえます。

一番有名なところでは国民年金の前納でしょう。

前納の種類2年前納1年前納6カ月前納当月末振替(早割)毎月納付
1回あたりの納付額納付書払い
クレジットカード払い
387,170円194,720円98,310円16,520円
口座振替385,900円194,090円97,990円16,470円16,520円
割引額納付書払い
クレジットカード払い
14,830円3,520円810円
口座振替16,100円4,150円1,130円50円
国民年金保険料の前納|日本年金機構

割引額の金額が大きいため、一見かなりお得なように見えるのですが、これは元の金額が大きいからであって、(1年あたり)何ヶ月分、安くなるのかという観点で見るとこうなります。

前納の種類2年前納1年前納6カ月前納
納付書払い
クレジットカード払い
約0.449ヶ月分約0.213ヶ月分約0.10ヶ月分
口座振替約0.487ヶ月分約0.251ヶ月分約0.14ヶ月分
国民年金保険料の前納(1年あたり何ヶ月分、割引になるか)

こう見ると6ヶ月前納は論外で、1年前納も(前納せずに運用しながら月払いした場合の)想定利回りが年3~4%程度だとしても微妙、という結果になってしまいます。

サブスクとは違って途中解約はありえない(というか義務の)ため、2年前納であれば悪くはない(想定利回り年7~8%くらいでトントンになる)のですが、何らかの事情で免除になる可能性まで考えたら微妙かも知れません。

もちろん、これはあくまで想定の話であって、想定の6%よりも絶対の3%、という考えもあるでしょうし、一概には言えませんが、お金を先出しするリスクを数値化するという意味では、こういう計算をしてみるのも面白いかと思います。

意外と割安じゃないこともあるのね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️

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