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お金

投資は収入アップよりも支出カットで~決め手は貯蓄率~

2025年3月29日

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

なぜ支出カットなのか

3月17日に厚生労働省から資金構造基本統計調査が発表され、2024年度のフルタイム労働者の平均月給が33万400円(前年比+1万2,100円)であることが分かりました。

しかし、物価高はそれ以上のペースのため、実質賃金は低下が続いています。

こんな中で老後を迎える、となると、ますます不安になります。

そこで、NISAやiDeCoを利用した積み立て投資なのですが、月に何万円投資に回せば良いのか悩ましい所です。

しかし、重要なのは金額ではなく、自分の収入(可処分所得)のうちどれだけ貯蓄に回すか、いわば「貯蓄率」です。

収入が月50万円の人が10万円(20%)を投資に回すのと、30万円の人が10万円(33%)を投資に回すのとでは訳が違います。

なぜなら、残りの金額=生活に必要な金額が前者は40万円、後者は20万円のため、老後のために必要な金額も2倍になるからです。

ちなみに、投資金額を増やすと雪だるま式に資産額も増えそうな気がしますが、実は一括投資でも積立投資でも、投資期間が同じなら金額を2倍にしても、最終資産額も2倍になるだけです(複利の力が働いて2倍が、3倍4倍に化けるのは金額ではなく、期間(年数)の話です)。

ですので、上記の50万円の例だと同じペースにするなら 50 × 0.33 = 約16.7万円 が必要です。

このお金を捻出するのに、支出カットだと単純に6.7万円で済むのですが、収入(給料)アップだと、 6.7万円(16.7 / 56.7 = 約29%)では足りず、10万円(20 / 60 = 約33%)が必要になる計算です。

しかもこれは手取りの話なので、額面で言うと10万円では済まず、かなり難しいと思います。

月給が15万も20万も上がるなら苦労しないわね

最適な貯蓄率とは

では、その貯蓄率は何パーセントが良いのか、その目安として参考になるものがジェイエル・コリンズ氏の書籍「投資家の父が子どもに教えたお金の増やし方」にあります。

貯蓄率(%)リタイアまでの年数
1038.3
2028.6
3022.6
4018.1
5014.3
6011.1
708.1
出典:投資家の父が子どもに教えたお金の増やし方(KADOKAWA)

当然ながら、この貯蓄率(%)が高ければ高いほどリタイアまでの年数は少なくなります。

これを見れば、「貯蓄率」がいかに重要かが分かると思います。

しかし、ここからもう一つ読み取れるのが「年数」の重要性です。

貯蓄率が2倍になったら(10% → 20%、20% → 40%)、年数が半分になる(38.3 → 19.15、28.6 → 14.3)、というわけではありません。

これがまさに「複利の力」で何年、投資(積み立て)を続けるか、というのは貯蓄率を少々上げる事よりもはるかに重要なのです。

つまり、無理せずにしっかり継続できる範囲内で出来るだけ貯蓄率を上げる、が正解と言えるでしょう。

これはFIREの話だから、年金の受給が開始するまでの年数が少ない人はもう少し短くなるね

節約は時給換算すべし

そういった意味でも、副業や残業などで時間を削って収入を増やすのはほどほどにしておいた方が良いのですが、収入カット(節約)にも注意が必要です。

こちらも、やりすぎは肉体的・精神的に負担となり、途中で止めてしまう原因になります。

では、具体的にどの程度の節約なら良いのか、その一つの目安になるのが「時給換算」です。

例えば、自転車を30分漕いでスーパーを梯子して300円節約できたとしても、それは時給にすれば 300 / 0.5 = 600円 にしかならず、それなら買い物は最寄りのスーパーだけで済ませて配達のバイトでもした方が良い、となります。

しかし、スマホを格安SIMに換えたり、電気・ガスの会社を見直したり、あまり使っていないサブスクを解約したり、といった固定費の削減はその後ずっと続くと考えると最初だけ掛かる手間(時間)に対する効果は絶大です。

これは支出に対しても言えることで、いわゆる新三種の神器(ドラム式洗濯機・食洗機・ロボット掃除機)など、時間を減らしてくれるものには惜しみなく投資をすべきだと思います。

ドラム式洗濯機などは安い物でも20万円~と、かなり高価ではあるのですが、干す・取り込む時間が合わせて10分、壊れるまで10年だとしても、10分 × 365日 × 10年 = 約608時間 もの時間が節約できるため、時給換算すると 200,000 / 608 = 約329円と、十分安いのです。

仮に浮いた時間でバイトをするとそれ以上に稼げる、と考えると導入しない手はありません(実際にバイトをする・しないの話ではなく、それだけ費用対効果があるという意味です)。

ちなみに、TEPCO(東京電力)の住設・家電修理サービスだと、月々たった450円で、洗濯機・冷蔵庫・エアコン(何台でも)を購入日から10年まで修理費用を補償してくれるのでおススメです(東京電力に加入する必要も、対象エリアである必要もなく、日本全国OKです)。

また、例えば YouTube Premium など、CMを見る時間と月額料金で時給換算して安いと思えるのなら、例え固定費だとしても払う価値はあると思います。

このあたりのお話は過去にも取り上げていますので、興味がある方はどうぞ。

節約=副業という考え方~FIREへの最短ルート!?~

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お金と時間の両方を節約するんだね

遊興費は削らない方が良い!?

こういった節約の話になるとどうしても真っ先に出て来るのが遊興費(ゆうきょうひ)、遊びや趣味に費やして手元に残らないお金です。

しかし、これは(費用対効果が少ないものは除いて)あまり削らない方が良いと思います。

なぜなら、今を楽しむ代わりに将来に楽しむ(楽しみを先送りする)というだけで、その量が必ずしも増えるとは限らないからです。

というのも、確かに今我慢して投資に回した方が額面上のお金は増える可能性が高いですが、同じ金額でも若い時の方がより有意義にお金を使える、というのもまた事実なのです。

例えば、若い頃なら海外を飛び回ったり、脂っこい物を沢山食べたりも出来ますが、年を取るとその楽しみも限られてきます。

さらに、思い出を振り返る期間(回数)、という意味でも早く経験していた方が価値がある、とも言えます。

子供が居るのであればなおさら、子供との思い出は子供が巣立つまでの間にしか作れません。
(さらに言えば、小さい頃の思い出は小さい頃にしか作れません)

ですので、貯蓄率を上げるには支出カットが一番なのですが、バランスを考えてやった方がいいと思います。
(古い記事ですが、思い出や経験にも複利がかかる、というお話です)

複利にもリスクがある!?~過信は禁物~

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「今」も大事にしながら貯蓄するのね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️


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