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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
複利の力を生かすために
前回、FIREについてお話しましたが、年間生活費の25倍(年間400万円なら1億円)の資産を貯めて完全に仕事をしなくて良い状態とまでいかなくても、3000~4000万貯めるだけでも(3000万円でも実質、年間120万円が得られるため)十分働き方の幅が広がります。
ですので、出来るだけ早くその状態に到達したいと思う方も多いかと思います。
そのためには、複利の力を生かすために、出来るだけ早く初めて出来るだけ多く投資に回す事が大事になってきます。
ですが、ここにも大きな落とし穴があるのです。
レバレッジにリスクがあるのは分かったけど、複利にもリスクがあるの?
年齢でお金の価値が変わる!?
唐突ですが、みなさまに質問します。
・30歳の時に1,000万円もらえる
・90歳の時に3億円もらえる
どちらかしか選べない場合、どちらを選びますか?
これだけ金額の違いがあっても、(平均寿命がどんどん延びているとは言え)90歳でもらってもなぁ~といった感じで、前者のほうを選ぶ方も多いんじゃないかと思います。
実はこの3億円という金額、適当に出したものではなくて、1000万円を60年間、年利6%(長期のインデックス投資であれば現実的な数字)で運用した場合に(複利の力で)得られる額なのです。
ここで登場するのが以前紹介した72の法則です。
年利6%という事は、72 / 6=12年で2倍になります。
60年だとこれが 60 / 12=5回になるので、2倍・4倍・8倍・16倍・32倍になり、1,000万円 × 32=3億2,000万円になる、というわけです。
要するに、30歳の時に1,000万円もらう(使う)のをやめて運用に回し、90歳になれば約3億円になるのですが、必ずしもそうした方がいいとは限らない、という事です。
運用に回す=今使えるお金を将来に先送りする、という事だね
思い出や経験にも複利がある!?
少し極端な例ではありましたが、同じお金でも自分の年齢によって実質の価値は変わる、という事が分かったかと思います。
同じ金額でも若い時と老後では、お金から引き出せる価値が違う、という事です。
これ以外にも面白い考え方があったので紹介します。
それは、思い出や経験にも複利がかかる、というものです。
身体が不自由になりベッドで寝たきりになって元気が無かったお爺さんに、若い時に趣味のスポーツに打ち込んでいた姿や旅行を楽しんでいた姿を写真で見せたところ、思い出話で盛り上がってすごく元気になった、というエピソードがあります。
老後は新しく思い出や経験を作る事が難しくなるかも知れませんが、昔の思い出や経験は(たとえ身体が動かなくなっても)残り続けるのです。
さらに、思い出や経験を作る時期は若ければ若いほど、振り返る機会が増えるため価値があるとも言えます。
思い出や経験への投資も、複利のようにリターンが増えていくのね
時間もお金と同じ
これだけ聞くと、お金がかからない趣味を楽しんでお金は投資に回せばいい、と思われるかも知れませんが、時間を使うというのも本質的にはお金を使うのと同じなのです。
その時間を働く事に使えばお金が得られていたわけで、本来「お金を生む時間」を「お金を生まない時間」として使う、という選択をしているわけです。
最初の話に戻ると、複利の力を最大限に生かすためには出来るだけ長い時間働いて稼ぎ、ギリギリまで倹約生活をして支出を減らし、全てを投資に回すのが正解ですが、本当にそれが幸せなのか?という事です。
前回お話した「死ぬ時が一番金持ち」にも通じますね。
こちらが、先ほどのエピソードも含めて色々と考えさせられる本ですので、興味がある方は読んでみて下さい。
とは言え、若い時の思い出や経験が大事だからと、今のために(最低限、生活するために必要なものを除いて)全てのお金・時間をつぎ込むのもまた違うかと思います。
全部を使って何も先送りしないのも、複利の力を過信して何でも先送りするのも問題で、何事もバランスが大事、というわけです。
自分がベストだと思えるバランスを見つけないとね
それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️