あけましておめでとうございます🐴おりおりです🙋♀️
追加(候補)・除外対象の運用商品
2025年12月26日、SBI証券から嬉しいお知らせが発表されました。
それは、「SBI証券iDeCoセレクトプラン 運用商品見直し」というものです。
具体的には、下記の5商品が追加候補、11商品が除外対象となります。
(追加のほうは「候補」となっているため今後、追加や変更がある可能性があります(除外はこちらの11商品から不同意が成立(後述)した商品を除き、確定と思われます)
| 商品名 | 信託報酬(税込) |
|---|---|
| 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) | 1.65% |
| WCM世界成長株厳選ファンド(資産成長型) | 1.958% |
| イーストスプリング・インド・コア株式ファンド | 0.9905% |
| 大和住銀DC国内株式ファンド | 1.045% |
| SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) | 0.1838% |
| 商品名 | 信託報酬(税込) |
|---|---|
| ハリス グローバル バリュー株ファンド(年1回決算型) | 1.98% |
| ハーベスト アジア フロンティア株式ファンド | 2.124% |
| ひふみワールド年金 | 1.1% |
| EXE-i 全世界中小型株式ファンド | 0.245% |
| つみたて椿 | 0.99% |
| 野村リアルグロース・オープン(確定拠出年金向け) | 0.935% |
| ひふみ年金 | 0.836% |
| iFree NYダウ・インデックス | 0.2475% |
| インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用) | 0.176% |
| eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 0.132% |
| あおぞらDC定期(1年) | - |
SBI証券iDeCoセレクトプラン 運用商品見直しのお知らせ(SBI証券) より抜粋
これを見ると、除外対象商品は特に問題ない(選ぶ機会は無いと思われるもの)ですが、追加候補商品も軒並み信託報酬が高く、あまり意味がないように思えますが、
じつは今回のお知らせは、今後のことを考えると神改正と言っても良いと思います。
除外(ほぼ確定)が11商品で、追加(候補)が5商品だから、今後もさらなる追加が期待できそうね
なぜ「神改正」なのか
それは、いわゆる「35本の壁」のせいで、SBI証券iDeCo(※)にはすでに35の商品があるため商品追加ができないというジレンマに陥っていたのですが、一部の商品を除外するという形で解決することになるからです。
(※:厳密にはセレクトプラン(2018年11月以降)の話で、旧プラン(オリジナルプラン)はこの基準が出来る前なので、それ以上の商品数がありますが、今は選択不可になっています)
運営管理機関は、必ず3以上35以下の商品を選択肢として選定し、加入者等に提示することとなっています。
iDeCoの概要 |厚生労働省
iDeCoの運用商品から除外となると、これから購入する人はもちろん、すでに購入設定している人にも影響が出る(変更させる形になる)ためハードルが高いのですが、対象者に同意・不同意のアンケートを取る形で行うようです。
除外のお手続きおよびスケジュール
2026年6月頃(予定):
除外予定の運用商品(計11本)を保有または運用指図(配分設定等)されている方(以下「対象者」)に、メール、SMS、書面等にてご連絡します。なお、対象者の3分の1超の方から回答フォームによって除外について不同意のお申し出があった場合には除外されません。
2026年10月頃(予定):
運用商品の除外および追加を実施します。除外日以降は、除外商品は買付できなくなりますが除外日時点の保有分は、除外後も継続して保有いただけます。
SBI証券iDeCoセレクトプラン 運用商品見直しのお知らせ|SBI証券
ちなみに、このやり方は楽天証券が先行して実施しており、こちらでは「ご回答されなかったお客様は、同意していただいたものとみなします」となっているため、SBI証券もおそらく同じ(無回答も含めると同意が成立する可能性が高い)かと思います。
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楽天iDeCoにFANG+が追加、SBIはオンライン完結に~乗り換えるべきか~
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このやり方で入れ替えができると、今後の拡張性(新たに優秀な商品が出てきた時に採用される可能性)も高くなりそうだね
追加候補5商品について
楽天証券のiDeCo(FANG+が追加)と比べて、SBI証券は今のところ地味なラインナップの追加ですが、その中身を見ておきましょう。
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
| 信託報酬(税込) | 運用(委託)会社 | 設定日 | 純資産総額 2026年1月5日時点 | 他の取り扱い 運営管理機関 |
|---|---|---|---|---|
| 1.65% | 野村アセットマネジメント | 2009年8月27日 | 5,991.63億円 | auアセットマネジメント |
「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は、アクティブファンドであるものの今回の追加商品の中では最も有名、かつ投資対象となりえる商品です。
かなり息の長いファンドなのですが、半導体銘柄が注目された2024年の中旬から急に台頭し、「ノムハン」とも呼ばれ一時、人気ランキングの上位に食い込むほどになりました。
しかし、その後の成績から半導体への集中投資自体が下火になり、さらに低コストのファンド(iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス)が登場したこともあり、iDeCoへの追加は今さら感が否めません。
また、野村世界業種別投資シリーズは世界半導体株投資の他に、世界金融株投資・世界資源株投資・世界ヘルスケア株投資、およびマネープール・ファンドがあり、内部でスイッチングが可能なのも特徴ですが、
iDeCoではこの5本間だけに限らず、他社も含めて全ての取り扱い商品にスイッチングが可能なため、宝の持ち腐れになってしまいます。
しかし、FANG+やNASDAQ100が無い以上、ハイリスクハイリターン狙いなら唯一の選択肢になるかと思います(FANG+はともかく、NASDAQ100は楽天証券・auアセットマネジメント・マネックス証券にもありますし、追加して欲しかったところです)。
ちなみに、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」はauアセットマネジメントにも最近追加されています(もともと枠に空きがあったため、除外はありません)。
蛇足ですが、SBI証券では今回除外になる「iFree NYダウ・インデックス」が、auアセットマネジメントでは追加になっているのが面白いところです。
WCM世界成長株厳選ファンド(資産成長型)
| 信託報酬(税込) | 運用(委託)会社 | 設定日 | 純資産総額 2026年1月5日時点 | 他の取り扱い 運営管理機関 |
|---|---|---|---|---|
| 1.958% | 朝日ライフ アセットマネジメント | 2021年10月13日 | 567.58億円 | なし |
「WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)」(愛称:ネクスト・ジェネレーション)は、このように日本を含む世界各国の成長株から30~50銘柄を厳選し、集中投資を行うアクティブファンドです。

しかし、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」と違って特にテーマもなく、選定基準も曖昧なので、単独では魅力に欠けます。
このファンド最大のメリットは、(資産成長型)と(予想分配金提示型)の2つのファンド間でスイッチングが可能で、資産形成期は前者を選んでおき、引退前に後者に切り替えられることですが、
iDeCoでは分配金を受け取ることはできないため、このメリットが無くなり、ただの信託報酬が高いだけのオルカンに成り下がってしまいます。
イーストスプリング・インド・コア株式ファンド
| 信託報酬(税込) | 運用(委託)会社 | 設定日 | 純資産総額 2026年1月5日時点 | 他の取り扱い 運営管理機関 |
|---|---|---|---|---|
| 0.9905% | イーストスプリング・インベストメンツ | 2022年7月29日 | 180.49億円 | なし |
「イーストスプリング・インド・コア株式ファンド」(愛称:+αインド)もアクティブファンドですが、iDeCoにインド株のファンドが少ないことから、刺さる人には刺さると思います。
(主要ネット証券では、マネックス証券(iFreeNEXT インド株インデックス)くらいしかありませんでした)
ただ、「iFreeNEXT インド株インデックス」(信託報酬:0.473%、純資産総額:1560.5億円)と比べると、信託報酬・純資産総額ともに大きく劣るのが気になるところです。
ですが、iFreeNEXTがNifty50指数に連動するのに対して、イーストスプリングにベンチマークは無く、組入上位銘柄は下記のようになっているため、こちらにお目当ての銘柄がある(比率が高い)のであればアリかと思います。


イーストスプリング・インド・コア株式ファンド 交付目論見書 より
大和住銀DC国内株式ファンド
| 信託報酬(税込) | 運用(委託)会社 | 設定日 | 純資産総額 2026年1月5日時点 | 他の取り扱い 運営管理機関 |
|---|---|---|---|---|
| 1.045% | 三井住友DSアセットマネジメント | 2006年10月23日 | 1,159.45億円 | ジブラルタ生命保険・SMBC日興証券 |
「大和住銀DC国内株式ファンド」は、TOPIX(東証株価指数、配当込み)をベンチマークとし中長期的にベンチマークを上回る投資成果を目指す、アクティブファンドです。
他の4商品はNISAでは成長投資枠のみ対象ですが、こちらはつみたて投資枠対象です。
(ただし、つみたて投資枠の対象なのに成長投資枠の対象外という、非常に珍しい商品です)
しかし、SBI証券のiDeCoには、「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」(信託報酬:0.143%)がすでにあるため、こちらを選ぶ理由はあまり無いような気がしますが、下記の組入上位銘柄や成績を見て、惹かれるのであればアリかと思います。


SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)
| 信託報酬(税込) | 運用(委託)会社 | 設定日 | 純資産総額 2026年01月05日時点 | 他の取り扱い 運営管理機関 |
|---|---|---|---|---|
| 0.1838% | SBIアセットマネジメント | 2023年6月8日 | 2,295.58億円 | なし |
「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:サクっと純金(為替ヘッジなし))は、5商品の中で最も新しい商品ですが、ゴールドファンドとしては破格の信託報酬で、純資産総額もかなり大きく、人気があることがうかがえます。
SBI証券のiDeCoには、同じく為替ヘッジなしの「三菱UFJ 純金ファンド」(愛称:ファインゴールド)(信託報酬:0.99%、純資産総額:8,190.93億円)がすでにありますが、入れ替えではなく、ゴールドファンドが2つに増えます。
ですが、ゴールドファンドは商品によって価格変動にかなりの差がありますし、特にこの2つは仕組みも異なるため、(よほど優秀なファンドで35の枠が埋まらない限り)選択肢があるのは良いことだと思います。
(ただし、せっかくゴールドを複数にするなら、為替ヘッジありも欲しかったところです)


実用性で考えると、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」と「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」の2つかな
SBI証券のiDeCoはアリかナシか
以上を踏まえて、本改正(5商品が追加、11商品が除外)後のSBI証券iDeCoはどうか、と言うとこの内容だけでは微妙だと思います。
ノムハンこと「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」や、「SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)」(サクっと純金)が追加されたのは確かに大きな進歩ですが、
普通の(「除く日本」ではない、三重課税が無い)オルカンと、NASDAQ100が無いのが致命的ですし、これらがある楽天証券やマネックス証券、auアセットマネジメントにはどうしても見劣りしてしまいます。
(さらに、楽天証券はFANG+が追加予定、auアセットマネジメントはノムハンもあります)
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ですが、あと6枠の空きができるということと、なにより(既存の商品を除外して)入れ替えが可能という前例を作ること自体、今後を考えると大きいです。
NISAとは違ってiDeCoは(入金後も)金融機関の変更は可能であるものの、手数料や変更中の機会損失(拠出できない期間)はどうしても発生してしまうため、できれば避けたいです。
とは言え、S&P500やオルカンなどの商品であれば主要ネット証券なら大抵揃っていますし、iDeCoは後からさかのぼって拠出はできず、これからどこがベストになるか待っていてもキリがないので、まずは始めることをおススメします。
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商品のラインナップは二の次ね
それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️

