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iFreeNEXTから全世界半導体株インデックスが登場~野村半導体と徹底比較~

2025年8月19日

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

半導体株投資の最適解となるか

全世界の半導体株のインデックスファンドと言えば、これまで「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」(愛称:ノムハン、ノム半、野村半導体など)の一択でしたが、

先日、新たに「iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス」が登場しました。

全世界半導体株インデックスファンドの比較

iFreeNEXT 全世界半導体株
インデックス
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
運用(委託)会社大和アセットマネジメント野村アセットマネジメント
設定日2025年7月29日2009年8月27日
ベンチマークNYSE FactSet 全世界半導体株インデックスMSCI All Country World Semiconductors & Semiconductor Equipment
信託報酬0.495%1.65%
実質コスト(運用報告書)不明1.811%
NISA対象成長投資枠のみ成長投資枠のみ
「iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス」と「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」の比較

この「iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス」の魅力は、なんといっても信託報酬の低さでしょう。

運用開始から1年も経っていないため、実質コストこそ分かりませんが、「iFreeNEXT」と言えば、あのFANG+(iFreeNEXT FANG+インデックス)と同じシリーズなので期待が持てます。

また、どちらも指定インデックスでは無いため、NISAは成長投資枠のみ対象(つみたて投資枠は非対象)なのですが、「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」も設定から5年以上が経過しているにも関わらず成長投資枠のみ対象となっており、

これは世界半導体株投資以外(世界金融株投資・世界資源株投資・世界ヘルスケア株投資)にファンド内部でスイッチングが可能、という特殊な仕様のためと思われます。
信託報酬が1.5%を超えるため(下記はつみたてNISAの要件ですが、新NISAのつみたて投資枠も同様と思われます)

つみたてNISAについて|金融庁

(「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」は下記で詳しく解説しています)

世界半導体株投資(ノム半)について~他のファンドと徹底比較~

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全世界半導体株の構成銘柄・比率を比較

国•地域名iFreeNEXT 全世界半導体株
インデックス
(NYSE FactSet 全世界半導体株インデックス)
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)
(MSCI All Country World Semiconductors & Semiconductor Equipment)
エヌビディア米国35.43%47.88%
ブロードコム米国23.41%14.47%
TSMC(台湾セミコンダクター)台湾16.26%10.56%
ASMLホールディングオランダ4.97%3.05%
KLA米国2.10%
アナログ・デバイセズ米国1.97%
シノプシス米国1.88%
SKハイニックス韓国1.87%
ケイデンス・デザイン・システムズ米国1.56%
メディアテック台湾1.20%
AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)米国3.16%
テキサス・インスツルメンツ米国1.82%
クアルコム米国1.79%
アプライド マテリアルズ米国1.61%
マイクロン・テクノロジ米国1.35%
ラムリサーチ米国1.34%
構成上位10銘柄の比較(NYSEは2025年7月28日時点、MSCIは2025年7月31日時点)

同じ世界の半導体株のインデックスなのですが、上位4銘柄こそ同じものの、他は違います。

また、エヌビディアの比率が大きく異なるのも特徴的です。

どちらも、米国以外の企業も結構な割合で入っているわね

全世界半導体株の過去の成績

全世界半導体株の人気の秘訣と言えば、ここ数年間の成績がかなり優秀なことでしょう。
(そのため、野村半導体は信託報酬が1.65%と、最近のインデックスファンドにしてはかなり割高にも関わらず、人気ランキングの上位に食い込んでいました)

今年だけでもオルカン以上に

S&P500NASDAQ100MSCI ACWI野村世界半導体株 野村世界半導体株 (分配金込み)MSCI ACWI SemiconductorsMSCI ACWI Semiconductors TR
101.17103.41104.46108.60113.65110.79111.41
今年の年初(2025年1月2日)を100とした場合の現在(2025年7月13日)の価格(全て円ベース)

今年は、米国関税ショックの影響を受けて、全世界半導体株はS&P500以上に下落したものの、すでに上昇に転じて年初よりもかなり高値で推移しています。

下落を考慮しても、最終的に8ヶ月あまりで10%以上なので、出来すぎなくらいです。
(FreeNEXT 全世界半導体株インデックス(NYSE FactSet 全世界半導体株インデックス)の直近のデータはありませんが、野村半導体と似たような感じになると思います)

今年に限っては、「オルカン > S&P500」なのですが、半導体株の優位性は変わりません。

過去10年ではダントツの成績

S&P500NASDAQ100MSCI ACWI野村世界半導体株 野村世界半導体株 (分配金込み)MSCI ACWI SemiconductorsMSCI ACWI Semiconductors TR
372.88609.11279.37863.521283.281366.271617.44
約10年前(2015年11月30日)を100とした場合の現在(2025年7月31日)の価格(全て円ベース)

「MSCI All Country World Semiconductors & Semiconductor Equipment」の算出開始日である2015年11月30日からの値動きで見ると、「オルカン < S&P500 < NASDAQ100」なのですが、そのNASDAQ100と比べても頭ひとつ抜けているのが全世界半導体株です。

中でも「野村半導体 < MSCI指数 < NYSE指数」となっており、野村半導体はこのMSCI指数に連動しているのですが、信託報酬の高さ(1.65%)が長期ではネックになっているようです。

NYSE指数(NYSE FactSet 全世界半導体株インデックス)は、2025年5月30日までのデータしかありませんが、それまでの値動きを見る限り、MSCI指数より若干上回るペースで推移すると思われます。

さらに、これに連動する「iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス」は、野村半導体よりも信託報酬がかなり安い(0.495%)ため、高いリターンが期待できます。

どの期間でも死角なし

年数S&P500S&P500 TRNASDAQ100NASDAQ100 TRMSCI ACWIMSCI ACWI TR野村世界半導体株野村世界半導体株 (分配金込み)MSCI ACWI SemiconductorsMSCI ACWI Semiconductors TRNYSE FactSet 全世界半導体株 TR
0.5-11.25-10.05-3.91-3.17-3.89-1.787.607.600.901.925.68
12.493.875.346.162.444.45-4.510.40-0.600.346.76
220.8822.6124.3725.3618.5620.9931.7738.3039.6941.1747.79
316.9618.7623.6024.6314.6417.1231.8738.1435.5537.3441.57
520.9022.7523.3124.3017.7620.2433.6938.7836.5638.3840.97
1013.0315.0619.2020.369.4211.9621.7926.18--29.54
1516.1618.3822.2323.5111.8814.6220.5024.14---
209.8812.0415.6616.727.4310.10-----
現在(2025年5月30日)時点のリターン(年率平均)(%)

さらに、さまざまな期間での優位性を見るために、現在までの期間(日数)を横軸、リターン(年率平均)(%)を縦軸としたリターングラフにしてみても、どの期間でも全世界半導体株が圧倒的なリターンであることが分かります。

しかも、これは(iFreeNEXT 全世界半導体株インデックスのデータに合わせて)2025年5月30日時点としていて、それ以降の急激な反転上昇を含まない(その前の下落は含む)という不利な条件にも関わらず、

10年間で年率で30%近く、5年以内に至っては40%超えというとんでもないリターンになっています。

信託報酬が高くても人気だったのも納得だね

全世界半導体株のメリット・デメリット

全世界半導体株のメリット

このように、過去の成績で見ると文句の付けようが無いと言っても良いでしょう。

しかも、この手の新参ファンドで、過去の市場データを用いて、特定の投資戦略やファンドのパフォーマンスをシミュレーション(バックテスト)するとすごい成績(あと出しじゃんけんとも言える)、というのは良くある話なのですが、

世界半導体株という括りでは、2009年8月27日に設定された野村半導体(野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資))の実績があります。

さらに、このくらいハイリターンのファンドとなると、米国のみ(もしくは米国が90%以上)のものが多いのですが、世界半導体株は米国の比率が70%未満(オルカン並み)となっており国の分散という意味でも安心です(ただし、当然ですがセクターは偏っています)。

順位国/地域投資比率(%)
1アメリカ68.9
2台湾19.2
3オランダ9.5
4韓国1.2
5日本0.0
国/地域別投資比率(上位)(2025年1月31日現在)
野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)|交付目論見書 より抜粋

このように、米国に限定せずに高いリターンを誇るファンドは、他に「Zテック20」などがあります(こちらはテクノロジー関連企業(半導体株も含む)なので、もう少し幅広いです)。

Zテック20は買いなのか~世界トレンド・テクノロジー株~

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信託報酬も「iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス」と同じ0.495%なのね

全世界半導体株のデメリット

たしかに、5年や10年など、ある程度の期間で見れば素晴らしいリターンなのですが、その間のアップダウンはオルカンやS&P500の(なんならNASDAQ100も)比ではありません。

ちょうど、今年の値動きがまさにその通りで、現在まで保有していたら他よりも良い結果ですが、もし3月~6月の低迷期に損切り(売却)をしていたら最悪の結果になっています。

その時点では、今のように反発して急上昇するなんて誰にも分かりませんし、「この後もっと下がるかも」という恐怖と、SNSなどでの「早く逃げた方が良い」といった煽りに左右されてもおかしくありません。

半導体関連のみに絞る、というのは、半導体はもうオワコン(と思い込んでしまう)には十分な理由だと思います。

また、当然ですが、実際にオワコンになる可能性もありますし、そうなった時に代わりに台頭してきた半導体以外の株が組み込まれるわけではなく、低迷したままとなってしまします。

そうなると、その時に流行りの株が上昇しても恩恵が受けられず、乗り換えるにもそれまでの含み益があると、NISAでは非課税枠のロス、特定口座では税金の先払い、というデメリットが発生してしまいます。

半導体株に限らず、テーマ型ファンドの宿命だね

「iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス」は買いか

しかし、こういったデメリットも承知の上で、なお全世界半導体株に賭けたい、というのであれば、「iFreeNEXT 全世界半導体株インデックス」は良い選択だと思います。

なぜなら、信託報酬が野村半導体(野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資))よりも1%以上も安く、(信託報酬は結果に関わらず必ずかかるコストなので)その差はかなり大きいからです。
(S&P500やオルカンでどのファンドを選ぶか(0.0数%レベルの違い)とは訳が違います)

ただし、過去の成績だけを見て選ぶのであれば、FANG+(iFreeNEXT FANG+インデックス)やそれこそエヌビディアを個別で買った方が良いですから、「全世界半導体株の今後」に期待できる、という確固たる思いが必要です。

逆に言うと、これさえあれば一時的な暴落、しかもオルカンやS&P500と比べて大きい、もしくは半導体株だけが下落、みたいな事態があったとしても、売ってしまうこと無く今回のように上がるまで持ち続けられると思います。

結局は、そのファンド(指数)を信じられるかどうかね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️


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