投資タイミングについて~現金で置いておくのもリスクに~

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

つみたてNISAから新NISAへ

いよいよ来年、2014年度から新NISAが始まります。

これまでのつみたてNISAでは良くも悪くも月33,333円までしか投資が出来なかったため、これに合わせて投資を行っていた人が多いと思います。
(ボーナス設定を駆使すれば1月に389,000円、2月~12月に1,000円ずつ、みたいな事も可能と言えば可能でしたが)

これの派生で、クレジットカード積立(月5万円まで)と合わせて、33,333円をつみたてNISA、16,667円を特定口座に、という人も居るでしょう。

いずれにせよ、「制度に合わせた」投資タイミング、ということになります。

これが、新NISAになると状況がガラッと変わります。

最大で年間360万円まで投資が可能になり、しかも月30万円である必要はなく、(ボーナス設定みたいな小細工を使わなくても)240万円までは自由に好きなタイミングで投資が出来ます。

さらに大きいのが、(生涯投資枠を減らすことなく)自由に売却も可能になる、という点です(厳密には翌年に売却分(簿価)の枠が復活)。

つみたてNISAでも売却自体は可能ですが、その年の枠はもう使えなくなるため、急遽、現金が必要になった場合など以外は売却しない、少なくとも購入時は「売却はしない前提」で投資をすることになります。

最大でも月33,333円と、家計を圧迫するほどの額じゃないから、いい意味で「投資した事を忘れる」ことが出来る、とも言えるね

余ったお金をどうするか

おそらく、新NISAが始まってもつみたてNISAと同様に月3万円程度、もしくはクレジットカード積立の最大である月5万円を淡々と投資し続ける人が多いかと思います
(そもそもクレジットカード決済を使うためには、毎月同額の積立設定をする必要があります(買付日も固定))。

特定口座に資産がある人は、これとは別に新NISAに移し替える、という行為もあるのでしょうが、基本は(移し終えた後は)同じです。

しかし、毎月の収支というのは一定ではなく、ボーナス等で収入が変わったり、旅行や大きな買い物などで支出が変わったりします。

足りなくなったら困る、また(つみたてNISAで)売却しない前提の投資が身についているため、この毎月の投資額は余裕をもって設定することが多いでしょう。

すると、(ボーナスなどで)支出が多かったり、(大きな出費が無く)収入が少なかったりした月にはお金が余り、それが(通常は銀行口座に)少しずつ蓄積されていきます。

そして、ある程度貯まった所で、現金のまま寝かしておくのは勿体ない、となって良いタイミングで(毎月の積立とは別に)追加投資を行うことになります。

現在ではこれは(つみたてNISAでは枠が足りない・一括投資できないため)特定口座で行うしか無かったのが、来年以降では新NISA(の成長投資枠)でも可能になります。

ですがこの「良いタイミングで」というのがポイントです。

暴落期に買い増す、などとよく言われますが、今が暴落期かどうかは後にならないと分かりません。

今後、さらに下がるかも知れませんし(いわゆる二番底)、買い注文を入れた直後に高騰して高値掴みになる(約定までタイムラグがある海外運用ファンドは特に)可能性だってあります。

タイミングを計る投資(トレード)は非推奨なのに、入口でタイミングを計ることに関しては厭わない、というのも違和感があります。

これに関しては、(例えタイミングを間違えたとしても)長期投資の利益で相殺して結果的にプラスになるからOK、という側面もあるのでしょうが(トレードだと最終的な損益もマイナスになり得るため)、

出来ればマイナス要素は減らしたい(含み益を削ることも避けたい)ところです。

お金が貯まってから一括投資すること自体がタイミング投資になっているのね

稲妻を逃すことが最大のミス

では逆に、タイミングを計ることで最もマイナスになるパターンは何か、というとそれは「稲妻を逃すこと」です。

稲妻とは投資界隈では超有名な「敗者のゲーム」という本の中で、突然に訪れる株価の高騰のことを例えて使われています。

格言から学ぶ投資術~投資の鉄則~

要するに、現金として保持している間に稲妻(株価の高騰)が来たら、(その現金分で株を買っていた場合と比べて)利益が目減りするのです。

お金が無い時に稲妻が来た場合はどうしようもないですが、タイミングを計るという「選択をした」ことによって逃したのなら、それは避けられたことです。

暴落の場合、S&P500が最も長く低迷し、「株式の死」と言われた期間ですら、最大で7年半(1972年12月~1980年7月)で高値を更新していますが、

暴騰の場合、元の株価には死ぬまで戻らない可能性がある、ということも忘れてはなりません。

つまり、売却(株価が上がるまで待つ)であればいつかはタイミングが来ますが、購入(株価が下がるまで待つ)はいつまでも来ない(来ても待ち始めよりは高い)可能性があります。

逆に、タイミングを計ることによって結果的に(すぐに買うよりも)安く買える(利益が増える)可能性もあるわけですから、どちらに賭けるか、というだけの事かも知れませんが、

期待値で考えると(指数自体が右肩上がりなので)出来るだけ早く買ってしまった方がいい、ということになります。

一括投資 vs 積立投資 にも通じる話だね

生活防衛費は不要!?

こうなると理論上は極論、出来るだけ多くの額を市場に置いておくため、現金は生活費も含めて一旦全て投資に回して、必要になる度に必要な額だけ売却しながら生活した方がいい、という事になりそうです。

ここで問題となるのは手間と手数料ですが、ネット証券によってほぼ解決します。
(ネット上で売却と出金手続きをするだけで手数料も無し)

これまでは、特定口座(税金がかかる)でしか出来なかったのですが、新NISAなら夫婦で年間720万円まで可能なので、給料を(固定費を除いて)いったん全てNISAに入れる事も出来そうです(ただし、売却しなかった分だけ枠は年々減っていきます)。

もう一つ問題となりそうなのが流動性(必要になった時にすぐ引き出せるか)ですが、近年はほとんどがクレジットカードかQRコード決済(+後払い)で事足りるため、あまり問題にならなさそうです(引き落とし日までに(売却して)用意すれば良いだけ)。

どうしても投資信託のタイムラグ(注文・約定・受渡で2~3営業日かかる)が気になるのであれば、MAXIS米国株式(S&P500)上場投信(2558)やMAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信(2559)などの東証上場ETFも合わせて持っておけば良いです。

また、災害時という話であれば、そもそも銀行に預けている時点で担保できているか怪しい所ですし、大量のお金を紙幣で持っておくというのも、それはそれでリスクがあります(火事や盗難など)。

ですので、理論上はやはり給料日に全て投資に回すのが最適解ということになりますが、売却することに抵抗がなくなる、という精神面でのデメリットは無視できないでしょう。

投資資金に手を付けないというルールであれば、先取り貯金的な効果もありますし、投資成績が一番良いのは死んだ人、次に忘れていた人、と言われるように、(自動積立で)投資を意識しないのはある意味強みと言えます。

そう考えると、(あくまで完全に感情抜きで理屈で動ける人向けで)万人におススメできる方法とは言い難いです。

極論は考え方を理解するのには分かりやすいけど、実践はバランスを考えないとね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️

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