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レバレッジZテック20(Zブル)とは~レバナス・レバFANG・レバドラと比較~

2025年6月15日

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

iFreeレバレッジ Zテック20・2倍ブルの概要

先日、大和アセットマネジメントから、2025年6月23日に「iFreeレバレッジ Zテック20・2倍ブル」を設定する、という発表がありました。

信託報酬を含む実質的な運用管理費用は年率0.765%(税込)程度と、この手のファンドの中では格安と言っても良いでしょう。
(レバFANGは年率1.275%(税込)、レバドラは年率2.0325%です)

「Zテック20」と言えば、昨年の12月11日に彗星のごとく現れ、世界のテクノロジー関連企業に集中投資ができる(ハイリターンが期待できる)ということで、話題になりました。

今回のレバレッジZテック20(以下、Zブル)はその2倍のレバレッジファンドということで、ナス(NSASDAQ100)とレバナス(レバレッジNASDAQ100)の関係と同じように見えますが異なる部分も結構ありますので、詳しく見ていきたいと思います。

為替ヘッジについて

まずは為替ヘッジで、ほとんどのレバナス(iFreeレバレッジ NASDAQ100 など)やレバFANG(iFreeレバレッジ FANG+)では為替ヘッジを行いますが、Zブルでは行いません。

また、レバドラ(レバレッジ・ドラッカー研究所米国株ファンド)のように、為替変動も2倍になるわけではなく、為替変動は1倍(株式の価格変動だけが2倍)になります。

これは、auレバナス(auAMレバレッジNASDAQ100)の為替ヘッジ無しと同じです。
(ちなみに、レバナスだけは各社から出ています(楽天レバナスもあります)が他は全て大和アセットマネジメントのみの取り扱いです)

当ファンドにおいては、連動債券を活用することで株式200%、為替100%のリターンを享受します。

【特集】iFreeレバレッジ Zテック20・2倍ブル|大和アセットマネジメント

構成銘柄について

そしてもう1つが、レバレッジあり・なしで構成銘柄が異なるという点です。

順位銘柄(Zブル)比率(Zブル)銘柄(Zテック)比率(Zテック)
1アップル33.0アップル16.1
2マイクロソフト30.3マイクロソフト14.9
3エヌビディア27.4エヌビディア13.5
4アマゾン・ドット・コム20.2アマゾン・ドット・コム10.1
5アルファベット20.0アルファベット10.0
6メタ・プラットフォームズ14.3メタ・プラットフォームズ7.1
7テスラ9.4テスラ4.8
8ブロードコム9.3ブロードコム4.6
9TSMC8.9TSMC3.8
10オラクル4.1オラクル2.0
11SAP3.7SAP1.8
12パランティア・テクノロジーズ2.9パランティア・テクノロジーズ1.4
13ASMLホールディング2.7ASMLホールディング1.4
14セールスフォース2.7セールスフォース1.3
15シスコシステムズ2.4シスコシステムズ1.2
16サービスナウ2.0サムスン電子1.2
17インテュイット1.8サービスナウ1.0
18クアルコム1.7インテュイット0.9
19アドバンスト・マイクロ・デバイセズ1.6クアルコム0.8
20テキサス・インスツルメンツ1.5アドバンスト・マイクロ・デバイセズ0.8
2025年4月末時点の組入銘柄一覧(赤字は片方にしか無い銘柄)
(Zブルの特集ページとZテック20の月次レポート(5月度)から作成)

構成比率が違うのは、Zブルの方は(2倍レバレッジなので)合計が200%になるようになっているためですが、「サムスン電子」が含まれるかどうか、という大きな違いがあります。
(「テキサス・インスツルメンツ」はその代わりに繰り上げで入っただけと思われます)

これはサムスン電子が米国市場に上場していない(ソウル証券取引所のみ)ためで、連動債券を活用してレバレッジ2倍を実現するのに都合が悪いのかと思われます。
(TSMC(台湾)やSAP(ドイツ)、ASML(オランダ)は自国の市場と米国市場の両方に上場しているため(これをDRと言うそうです)、対象になります)

※「株式」…米国の金融商品取引所上場株式および店頭登録株式に限ります。(上場予定および店頭登録予定を含みます。また、DR(預託証券)を含みます。)

【特集】iFreeレバレッジ Zテック20・2倍ブル|大和アセットマネジメント

逆に言うと、(レバレッジが無い)Zテック20は米国の市場に上場していない企業も対象なのね

iFreeレバレッジ Zテック20・2倍ブルの成績

一番気になるパフォーマンスですが、これも特集ページにシミュレーションがあります。

これはいわゆるバックテスト、もし過去にこのファンドがあったら「こうなっていたはず」、というものです。

値動きの比較

では、実際のところはどうなのか、まだZブルは運用開始していないため、Zテック20とその他(レバレッジとその元になるファンド)を比較してみました。

eMAXIS Slim 米国株式(参考)iFreeレバレッジ NASDAQ100iFreeレバレッジ FANG+レバレッジ・ドラッカー研究所米国株ファンドiFreeレバレッジ Zテック20・2倍ブル
95.3495.71107.7685.59-
iFreeNEXT NASDAQ100インデックスiFreeNEXT FANG+インデックスドラッカー研究所米国株ファンドiFreePlus Zテック20
97.25103.5894.9193.36
Zテック20の運用開始日(2024年12月11日)を100とした場合の現在(2025年6月10日)の価格

これを見ると、NASDAQ100・FANG+・ドラッカー共にレバレッジを掛ける前と後で似通った結果になっており、どちらも「ドラッカー < S&P500(参考)≦ NASDAQ100 < FANG+」となりました。

リターンの推移比較

ただし、これだと期間が短すぎるため、リターンの推移についても、現在までの期間(日数)を横軸、リターン(年率平均・%)を縦軸としたリターングラフにしてみました。

年数S&P500 (参考)NASDAQ100インデックスレバレッジ NAS
DAQ100
FANG+インデックスレバレッジ FANG+ドラッカーレバレッジ・ドラッカー
13.875.9114.0021.5644.470.57-10.16
222.6123.9828.1039.5758.0620.3734.74
318.7623.9021.3842.9754.75--
417.6518.146.3925.1112.18--
522.7524.0720.9235.43---
621.0125.5127.5439.27---
718.32--30.31---
現在(2025年5月30日)までの年率平均リターン(%)

これを見ると、レバFANGが優秀なのはここ3年だけで、それ以上になると(レバレッジ無しの)FANG+はおろか、S&P500と変わらないくらいのリターンになってしまっています。

また、レバドラはレバレッジとの相性を謳っているだけあって、(今のところですが)レバレッジ無しを超えているようです。

Zテックがレバレッジを上手く活かせるか、今後に期待だね

iFreeレバレッジ Zテック20・2倍ブルは買いか

というわけで、このZブル(iFreeレバレッジ Zテック20・2倍ブル)の評価はZテック20次第、またレバレッジとの相性次第となります。

Zテック20の特徴としては、米国以外の企業(日本は除く)も入っている(Zブルは米国市場に上場している企業)、名前の通り20銘柄に絞った時価総額加重平均で、構成比率の上限は15%(Zブルは30%)といったものがあり、これに期待できると思うならアリでしょう。
最初の表で、15%(30%)を超えているのは、年2回のリバランス後に伸びたものです)

レバナスとの比較

こちらはベースがNASDAQ100で、ナスダック市場に上場している企業限定なので、Zブルにあってレバナスに無い銘柄も結構ありますし、あったとしても100銘柄のうちの1つなので、その比率はかなり低くなります。
(具体的にはこちらで比較しています)

Zテック20について~一歩先いくUSテックトップ20との違い~

続きを見る

このレバナスは各社から出ていて、信託報酬は年率0.4334%~0.99%と比較的安いため、Zブル(0.765%)の実質的なライバルになるかも知れません。

ただし、銘柄数を考えるとハイリスクハイリターンを求めるのであればZブルに軍配が上がると思います。
(レバナスについてはこちらでも解説しています)

レバナス徹底比較~iFree・楽天・au、為替ヘッジなし~

続きを見る

レバFANGとの比較

これに対して、FANG+は米国企業(昔は中国企業も入っていましたが)で、原則固定の6銘柄(下記)を含む10銘柄の均等加重平均(等ウエート)、つまり全て10%(レバFANGは20%)になるようにリバランスされるため、Zブルと内容(構成銘柄と比率)はかなり異なります。

■⽶国で法⼈登録された企業で、⽶国をリスク所在国とする

■原則として「FAANMG※3」6銘柄を組み⼊れる

※3 MetaPlatforms、Apple、Amazon、Netflix、Microsoft、Googleの6銘柄を指します。

ファンドレター(2022/12/12)|iFreeNEXT FANG+インデックス / 大和アセットマネジメント株式会社

ただし、実質的に負担する運用管理費用(信託報酬含む)は、Zブルが年率0.765%(税込)、レバFANGが年率1.275%(税込)なので、どちらか迷ったらZブルで良いと思います。
(レバFANGについてはこちらでも解説しています)

レバFANGとナス3倍ブルについて~リターン狙いの最適解!?~

続きを見る

レバドラとの比較

こちらも構成銘柄数こそ公表されていませんが、組入上位銘柄の比率は高く(1位のアップルは21.4%)、Zブルと同様にハイリターンが狙えるファンドとなっていますが、

為替変動も2倍になる、逓減が起こりにくい(今のところですが)、という特徴もあります。

ただし、信託報酬が年率2.0325%(税込)とかなり高くなっているため、この特徴とコストのどちらを取るか、になると思います。
(レバドラについてはこちらでも解説しています)

レバレッジ・ドラッカー研究所米国株ファンドとは~為替ヘッジ無しのレバナスも登場~

続きを見る

強いて言うなら、レバFANGが一番近そうね

まとめ

以上から、iFreeレバレッジ Zテック20・2倍ブル(Zブル)は、レバナス以上にハイリターンを狙えて、かつレバFANGよりも信託報酬が低い、なかなか優秀なファンドだと思います。

しかし、レバナスやレバFANG、レバドラなどと同様に、このZブルもNISAでは買えませんし、レバレッジファンド特有のリスク(逓減)があります。

2倍レバレッジの場合、「日々の」値動きが2倍になることを目指して運用を行うため、目論見通りの結果だとしても、2日以上の期間でのリターンが2倍になるとは限りませんし、基本的に下記のように上下を繰り返すと不利になってしまいます(これを逓減と言います)。

楽天レバレッジNASDAQ-100 目論見書|楽天投信投資顧問 より抜粋

しかし、株価は上下を繰り返しながら右肩上がりに上がって行くものなので、こちらに記載があるように「中長期の投資には向かない」ということになります。

ただし、S&P500やオルカンではなく、NASDAQ100やFANG+、Zテック20など右肩上がりの「角度」が大きいものであれば上下での逓減を加味してもメリットが大きいかも知れません。

また、同じレバレッジ商品でもリスクを補完して「美味しい所どり」が出来る商品もありますので、こちらも検討されてみてはいかがでしょうか。

NASDAQ100ゴールドプラスについて~ゴルプラの上位版になれるか!?~

続きを見る

短期でも高確率でプラスに出来るのが特徴だよ

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️


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おりおり

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