レバFANGとナス3倍ブルについて~リターン狙いの最適解!?~

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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

意外とコストは安い

数年前に一世を風靡したレバナス(レバレッジNASDAQ100)が新NISA非対応で下火となった一方、NISAで買える同じようなハイリスクハイリターンのファンドとしてFANG+が注目されたのは記憶に新しい所です。

しかし、このFANG+に2倍のレバレッジを掛けたレバレッジFANG+(以下、レバFANG)がある、というのはご存知でしょうか。

レバレッジが無いFANG+ですらレバナス並みのリターンなのに、これにレバレッジを掛けるとなると、さらに尖ったリターンになることは想像に難くありません。

また、ナスダック100指数でも、レバナスが2倍のレバレッジなのに対し、これを3倍にしたNASDAQ100 3倍ブル(以下、ナス3倍ブル)というものも存在します。

実は、これらの商品は全て大和アセットマネジメントから出ています(レバナスは後発で、楽天やauからも出ています)。

余談ですが現状、唯一つみたて投資枠で買えるNASDAQ100連動ファンドであるiFreeNEXT NASDAQ100インデックスも大和アセットマネジメントです。

では、これらのファンドを比較してみましょう。

委託会社名信託報酬
目論見書
合計コスト
運用報告書
設定日NISA対応 ※1当 期信託報酬売買委託
手数料
有価証券
取引税
その他費用
iFree
レバレッジFANG+
大和アセット
マネジメント
1.275%以内1. 001%2020/08/192022.8.19~
2023.8.18
0. 984%0. 016%
NASDAQ100
3倍ブル
大和アセット
マネジメント
通常時1.52375%以内/安定運用時0.088%1.239%2020/10/232022.10.25~
2023.10.23
1.220%0.019%
iFreeNEXT
FANG+インデックス
大和アセット
マネジメント
0.7755%0. 801%2018/01/312023.1.31~
2024.1.30
0. 775%0. 011%0. 000%0. 014%
iFree レバレッジ
NASDAQ100
大和アセット
マネジメント
0.99%1. 010%2018/10/192022.10.19~
2023.10.18
0. 990%0. 019%0. 002%
auAMレバレッジ
NASDAQ100
auアセット
マネジメント
0.4334%0.544%2022/07/282022.7.28~
2023.7.27
0.433%0.033%0.077%
iFreeNEXT NASDAQ
100インデックス
大和アセット
マネジメント
0.495%0.516%2018/08/312022.8.31~
2023.8.30
0.495%0.005%0. 000%0.016%
ニッセイNASDAQ100
インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント0.2035%0.153%
(0.321% ※2)
2023/03/312023.3.31~
2023.9.20
0.097%0.027%0. 000%0.029%

主要なハイリスクファンドの比較
※1   ✕:非対象 〇:成長投資枠のみ対象 ◎:つみたて投資枠・成長投資枠ともに対象
※2 合計(運用報告書)× 信託報酬(目論見書)/ 信託報酬(運用報告書)で計算した結果

ちなみに、指定インデックス(S&P500 や MSCI ACWI(オルカン)など)以外は、運用開始から5年経過するとつみたて投資枠の対象になりますが(ニッセイNASDAQ100(ニセナス)が非対象なのに、後発の野村オルカンや楽天S&P500などが対象なのはこのため)、

レバレッジファンドは連動指数や運用年数に関わらず新NISAの(つみたて投資枠・成長投資枠ともに)非対象で、もちろんレバFANGやナス3倍ブルも同様です。

4年近く前からあるファンドで、コストも思ったほど高くは無いわね

NISA対象である必要なし

しかし、NISAの対象外というのは、それほどデメリットではありません。

なぜなら、仮に対象だとしても、NISAで購入すべき商品ではないからです。

レバレッジなしのNASDAQですら4%ルールは(どころか3%ルールも)成立しませんから、取り崩し期まで保有するわけにはいかず、引退前の早い段階で乗り換える必要があり、そうするとNISAの非課税枠は(実質的に)減ってしてしまいます。

もちろん、乗り換えまでの短期間でも、オルカンやS&P500を死ぬまで保有するより利益を出せた場合は例外ですが、乗り換え後の資産が特定口座メインになるリスク(将来の増税や社会保険料反映など)まで考えると、あまり分が良い賭けではないと思います。

ずっとオルカンやS&P500を持っていたら引退時は、NISAのみ4,000万円、のところ勝負して勝ったとしても、特定口座に3,200万円+NISAに1,800万円、みたいな感じになります。

そもそも、特定口座でレバFANGやナス3倍ブルを買ってすごい利益が出たとしてもそのうち約8割は手元に残りますし、これが非課税だったら、なんて贅沢な悩みでしょう。

逆に、失敗した場合は特定口座でも税金は掛かりませんし、NISA枠を無駄遣い(機会損失)せずに済んだ、という方が大きいと思います。

成功時の損失よりも、失敗時の損失の方が痛いからね

サテライトとしては最適!?

投資にはコア・サテライト運用、というものがあります。

コア・サテライト運用とは?

投資を始める前にしておきたいことは、手元の運用資金を「減らしたくないお金(コア)」と「積極的に増やすお金(サテライト)」に分けておくことです。

(中略)

運用資金を分けたら、減らしたくないお金は安定したリターンが得られる商品(守りの投資)、積極的に増やすお金は高リターンの商品(攻めの投資)を選びます。
このように減らしたくないお金ではリスクを抑制した安定的なリターンを狙い、積極的に増やすお金でリスクをとって積極的なリターンを狙う戦略のことを「コア・サテライト戦略」と言います。

今さら聞けないコア・サテライト運用とは? | 最新情報 | マネックス証券

ここで、オルカンかS&P500(NISA)をコアとして、レバFANGかナス3倍ブル(特定口座)をサテライトとするなら、悪くないと思います。

それは、より少ない金額で大きなリターンが狙えるからです。

2倍なら1 / 2の金額で済む、という考え方もありますが、場合によってはそれ以上です。

レバレッジファンドの特性上(「日々の」基準価額の値動きが、指数の値動きの〇倍程度)、例えば0.1%の上昇が1年(365日)続いた場合、

レバレッジなしだと、1.001 ^ 365 = 1.44(44%アップ)ですが、
2倍レバレッジだと、1.002 ^ 365 = 2.07(107%アップ)となり(88%アップではない)、
3倍レバレッジだと、1.003 ^ 365 = 2.98(198%アップ)です(132%アップではない)。

もちろん、これは綺麗な右肩上がりになった場合で、上下を繰り返せば繰り返すほど不利になっていく(逓減がある)のですが、

最大リターンが高いということは、それだけ少ない金額でも効果がある、とも言えます。

また、信用取引やFXとは違い、追証やロスカットが無いため、どれだけ下がっても上がるまで待てる(死ぬまで上がらない以外は勝ち)というのも魅力です。

レバレッジについて~不動産・FX・信用取引~

リスクが高くても、金額が少なければダメージは少ないわね

レバレッジ(ブル)型ETFとの比較

実は投資信託だけではなく、ETFにもレバレッジ(ブル)型のものが多数あります。

日本の証券会社で買えるものは限られていますが、QLD(ナスダック2倍(レバナスと同じ))やTQQQ(ナスダック3倍(ナス3倍ブルと同じ))などは大手ネット証券で続々と取り扱いを開始しています(FANG+系は今の所、無いようです)。

しかし、経費率は0.95%と0.88%で、ETFのデメリット(ドル転の手間や1株単位でしか買えない、(少額ですが)分配金が発生するなど)を考えると、あまり安くありません。

投信(レバナス・レバFANG・ナス3倍ブルなど)と比べて一番の違いは、為替ヘッジの有無(投信はあり、ETFは無し)です。

とは言え、為替ヘッジ最大のデメリットであるコストで考えると、(ヘッジなしの)ETFでも安くないですし、コア(オルカンやS&P500)が為替ヘッジ無しなので、

指数が上がったのに円高で相殺された場合(株高円高)のリスク回避、という意味でも、為替ヘッジあり(投信)で良いと思います。

他にも、S&P500の2倍レバレッジ(iFreeレバレッジ S&P500)や3倍レバレッジ(SPXL)も存在しますが、バリュー株とレバレッジの相性が悪いため(配当は多いが、株価は停滞する傾向があるので)、グロース株に偏ったNASDAQ100やFANG+の方が相性が良いようです。

SPXLはアリなのか~S&P500にレバレッジをかける~

また、2倍と3倍だと、3倍の方がリスクの上昇に対してリターンの上昇がイマイチ、というデータもあるため、特段の理由が無いなら2倍のレバナスかレバFANGで良さそうです。

やるなら、特定口座で少額、がポイントだね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️

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NISAはSBI証券、iDeCoはマネックス証券がおススメです

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