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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
高配当株について
前回まで、投資での税金についてお話してきましたが、その中でも度々、配当金(分配金)というワードが出てきたと思います。
これまでは主にインデックスファンド、特に全米株か全世界株のインデックスファンドをお薦めしてきましたが、これは(多少、配当金(分配金)が出るものはあるものの)主に、値上がりを期待して差額を得る事(キャピタルゲイン)を目的としています。
具体的には下記で紹介している投資信託などです。
それに対して、主に配当金(分配金)を得る事(インカムゲイン)を目的とした高配当株投資というものも存在し、こちらも一定数の人気があります。
何が違うのかと言うと、投資先の企業が違う(投資信託・ETFでも、銘柄によってどこに投資しているかが違う)、という事になります。
企業には、利益を主に設備投資など、自社の成長のために使う(結果的に企業の価値=株価が上がる)所もあれば、主に株主への還元(配当金)に使う、という所もあります。
ある程度成長しきってこれからは爆発的な成長は見込めなさそうな、いわゆる成熟企業が後者の戦略を取る事が多いそうですが、高配当株投資ではそういった企業の株を中心に買う事になります。
どちらも株だから違いが分かりにくいわね
高配当株投資の種類
特に良いとされるのは、インデックス投資では全米株か全世界株なのですが、高配当株では米国株か日本株(国内株)になります。
以前お話したように、日本は人口減少国なので、投資先には向かないように見えるのですが、高配当株なら選択肢に入るのです。
その理由は、(高度成長期に乗って大企業になり、今は(成長こそ鈍化したものの)安定している)成熟企業が多いから、です。
これらの企業は多少傾いたとしても、政府の金融政策(日銀による株の買い支え)である程度リカバリーされる、というのも大きいです。
もちろん、米国にもそういった配当金を多く出すような成熟企業も多く、これらを中心に分散して買ってくれる高配当株ETFというものも存在します。
米国株で高配当を狙うのであれば、こちらを買っておけば間違いないと思います。
配当金というのは同じ企業であっても、利益や方針転換によって配当金の増減(増配・減配)があるため、ベストな組み合わせというのは年々変化していくのですが、
ETFであれば自動的に(減配したものを除外したり、増配したものを組み入れたり)調整をしてくれて、手間が大きく省けるからです。
1個買うだけでいいから管理も楽だね
日本の高配当株は個別株必須
しかし、日本株の場合、これを買っておけば間違いない、というようなETFは現状無いため、自分で個別株を購入する必要があります。
その理由は、配当利回り(購入した時点での株価に対し、1年間で貰える配当金)こそ高いものの、将来的に減配や株価が下落するリスクが高い、いわゆる罠銘柄も多く存在するためです。
企業に十分な利益がないにもかかわらず、資産を売却したり、積み立て金を取り崩したりして配当金を出す事をタコ足配当と言い、
こうなると当然、株価は下落して含み損になりますし、(%を掛ける元が減るため)配当金も減る事になります。
ですので自分で個別株を購入する場合も、こういった銘柄を避けつつ、リスクを減らすため20銘柄(できれば30銘柄)以上、セクターもバランスよく分散するのがセオリーです。
もちろん投資初期(投資額が少なくリスクも小さい間)はこの限りではなく、投資額を増やすと共に銘柄数も増やしていって、最終的に目指す目安として考えれば良いかと思います。
そういう意味でもインデックス投資と同様、まとまった投資資金があったとしても、少しずつ投資を行うのが鉄則です。
よくある相続金や退職金の一括投資はNGね
単元株とは
この時、足かせになるのが、単元株制度というものです。
単元株制度とは、1株だけ持っている人まで株主にすると、企業が負担するコストが高くなってしまうため、100株単位でしか買えないようにする、という日本独自の制度だそうです。
これの何が問題かと言うと、例えば1株3,000円だとすると最低でも30万円(100株分)無いと買えないという事になってしまい、20~30銘柄に分散しようと思うと元手が無いと厳しくなってきますし、
(他の銘柄を買って)比率が下がって来たから少しだけ買い足す、といった事も難しくなります。
ですが、最近では単元未満株(最低売買単位である1単元の株数(100枚)に満たない株式)、さらに1株単位で買える、という証券会社も増えてきており、(少額から始められるため)日本の高配当株投資へのハードルが下がっています。
環境が整った事で日本の高配当株投資が再注目され始めているんだね
単元未満株のおすすめ証券会社
ここで注意なのが、インデックス投資のように大手のネット証券なら(どこも売買手数料無料のため)同じ、という訳にはいかず、
どの証券会社も手数料がかかり、その額もまちまちなので比較する必要があります。
というわけで、1株から買える証券会社の中から、特に手数料が安いと思われるものをピックアップしてみました。
証券会社 | 注文可能時間 | 売買手数料 |
---|---|---|
SBI証券 | 24時間 | 0.55%(最低手数料55円) ※売却時のみ |
マネックス証券 | 24時間 (営業日の11:30~17:00を除く) | 0.55%(最低手数料52円) ※売却時のみ |
LINE証券 | 日中: 9:00〜11:20 12:30〜14:50 昼休み・夜間: 11:30〜12:20 17:00~21:00 | 日中:0.35% 昼休み・夜間:1.0% |
SBIネオ モバイル証券 | 24時間 | 月50万円まで月220円(実質月18円※) 月300万円まで月1100円(実質月890円※)など ※付与されるポイントを加味した場合 |
これを見ると、必ずしも大手が良い、という訳ではなく(楽天証券や松井証券はそもそも単元未満株の購入に非対応)、新参のスマホ証券とも呼ばれるLINE証券やSBIネオモバイル証券(ともに2019年にサービス開始)も優秀な事が分かります。
特に、(スマホで気軽に取引という設計だけあって)頻繁に売買する場合は最低手数料が無いLINE証券や、定額制のSBIネオモバイル証券がかなり有利となります。
一方、インデックス投資と並行して行うのであれば、証券会社を一つにまとめられて管理が楽という意味で、SBI証券やマネックス証券も良いですね。
しかし、この少なくとも4つであればどれでも間違いは無いかと思います。
画面の使いやすさとかで選んでも良さそうね
それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️