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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
いつFIREすべきか
FIREを目指すにあたり、いつFIREすべきかというのは大きな課題です。
本サイト含め、色んなサイトやYouTubeなどでも資産形成期と取り崩し期の2つに分けてシミュレーションされていることがほとんどです。
FIREはそれほど難しくない!?~真のFIRE達成可能ライン~
貯蓄率とFIREまでの年数~額ではなく率が重要~
労働状況が人によって違うため、これ自体は仕方のないことですが、実際はゆっくりFIRE(厳密にはリタイヤではないですが)するのが良いかと思います。
一定の資産まで到達したら完全に引退して資産の取り崩しだけで生活するのではなく、徐々に仕事の量を減らしていくのです。
その理由としては主に次の4つです。
フルで働くか全く働かないか、の二択じゃないって事ね
資産が減る恐怖
まず初めに、一般的にイメージされるFIRE(引退して金融資産からの収入(または取り崩し)のみで生活)は多くの人にとって精神的なハードルが高い、ということです。
FIRE出来るまで資産を貯められた人は特に、資産が減る恐怖との闘いになりがちです。
どんな地合いでも売ることなく持ち続けられた力が、逆に仇となるのです。
資産家は(資産が減るのが怖くて増えるスピード以上に使えず)死ぬ時が一番金持ちになる、と揶揄されることも多いですが、それに近い状態がNISAを埋める程度の一般投資家にも起こり得ると思います。
つみたてNISAでは娯楽として使うと割り切れるくらいの額でしたが、新NISAでは生活全体を支えられるくらいの額になるため、なおさらでしょう。
これを避けるための方法として、4%ルールや配当金生活などの元本が減らない取り崩し方法があります。
(厳密には価額によって目減りする事もありますが、ある程度回避できる方法はあります)
しかし、これを前提とするとFIREに必要な資産額が増大し、いつまで経っても達成できない目標になってしまい、モチベーションも上がりにくいと思います。
ですので、ここまで資産が貯まったら「フルタイムで働くのを」辞める、とした方が良さそうです。
株価暴落などが起きても仕事の量を調整するだけで良い(引退を辞める、とはならない)から、精神的に楽だね
年金との兼ね合い
次の理由としては、年金があります。
現在は(FIREしてようがしてまいが)65歳から年金の支給が開始されます。
今後も、開始年齢が後ろ倒しになることはあっても、年金が貰えないという事態は国が破綻でもしない限り起こり得ないでしょう。
世間では、年金は破綻する、などと騒ぎ立てられていますが、これはあくまで払い込んだ金額よりも受け取れる金額が少なくなる、という意味で言っているだけで、
年金が「全く」受け取れなくなる、というのは完全なミスリードだと思います。
(マスコミも不安を煽った方が見てもらえるため、嘘は言わずに読者(視聴者)に悪い方向に想像を掻き立てるのは常套手段です)
そもそも、年金は老齢年金だけではなく障害年金や遺族年金もあり、あくまで年金「保険」なのですから、老齢年金だけで元が取れるべきという前提がおかしいですし、少子高齢化を考えると運用自体はかなり上手く行っているとも言えます。
そんな年金なんですが、(それだけで生活するとなると少なく感じるかも知れませんが)FIRE生活においては、あるのと無いのとでは大違いです。
例えば、50歳で引退して資産を取り崩しながら生活する場合、同じ取り崩しでも50~65歳とそれ以降では取り崩しペースが全く違ってきます。
ここで問題となってくるのが、年金を含めたFIRE計画を立てると、年金受給開始年齢までの資産の減少スピードが思ったより早く、(実際は途中で年金がスタートするので大丈夫なのですが)枯渇してしまうような錯覚に陥ってしまうことです。
人は理屈では分かっていても感情に左右される生き物です。
かと言って年金が無くても生活出来るラインまで貯蓄すると、先ほどと同様にFIREが遠のいてしまいます。
そこで、年金受給までの間、少し働くことで資産の減少スピードを抑えられます。
せっかく頑張って貯蓄したのだから、心穏やかにいたいわね
社会との繋がり
こちらはFIRE卒業の(FIREを辞める)大きな要因の一つである精神的な虚無感の原因です。
人間は社会的動物と言われますが、社会との繋がりが生きる上で欠かせず、それが無いと本能的に不安を感じてしまいます。
単純に繋がりという点においては、働いていなくても趣味などのコミュニティに属していれば解決出来そうですが、そうもいかない場合も多いようです。
それは、自分が社会のために役立っているのか(自分の存在意義)という、いわゆる承認欲求が満たされないからです。
実際は、譲渡益や配当から税金(20.315%)も払っていますし、資産を貯められているという事はそれだけ(人より前倒しで)社会貢献している(働き続けている人とトータルは変わらない)はずなのですが、
「今」という瞬間を切り取ってどうなのか、と自問自答してしまう側面もあるのでしょう(これも先ほどと同様、理屈じゃなくて感情の問題です)。
ボランティアでも良さそうですが、報酬(給料)というのはそれだけの価値を誰かに提供したという証拠でもありますから、お金そのもの以外の価値もあると思います。
トレードでいくら稼いでも(金銭的に豊かになっても)心が豊かにならない、と言われる原因もここにあるのかも知れません(どこまで行ってもゼロサムゲームなので、自分が稼いでも誰も喜ばない(むしろ敗者を生んでいる)ため)。
これに対して、起業で稼いだ場合、世の中に商品やサービスを提供した上、雇用まで生んでいるわけですから、大違いですね。
そういう意味でも、多少なりとも報酬が発生する仕事は続けていた方が良さそうです。
いくらお金があっても幸せじゃなければ意味が無いわね
「慣れ」への対策
最後に、見落とされがちなのが慣れの問題です。
せっかく引退しても、その後まもなくの間は自由を感じられるでしょうが、しばらくするとその生活にも慣れて有難みを感じなくなってしまいます。
むしろ収入(使える)お金が固定化されることによって、不自由さすら感じてしまうかもしれません。
今幸せかどうかも重要ですが、将来もっと幸せになるかどうかもまた重要なのです。
そういう意味では、昭和時代の悪しき文化ように言われている年功序列(将来貰える給料が増える見込みがある)やマイホーム(ローンが終わったら支出が減る見込みがある)も悪くなかったのかも知れません(実際に将来幸せになるかどうかは置いといて)。
FIREを目指している最中というのはまさにそれ(将来が明るく見える)ですね。
これに対して、FIRE後というのは将来それ以上に良くなる要素が見えません。
ですから、いきなりフルタイムから仕事なしにするのではなく、徐々に減らしていくことで、その過程も(よりよい将来を想像しながら)楽しめる、というわけです。
幸せの感じ方というのは曖昧(お金に比例するわけではない)ですから、節約して貯蓄に回す額を増やすのはガツンと回数少なく、仕事を減らして取り崩し額を増やすのは段階的に回数を重ねることで、コスパよくお金を幸せに変換できるのかも知れません。
働き方の多様化(フリーランスなど)によって仕事量の調整もしやすくなったね
それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️