二人以上の世帯の投資計画~新NISA、iDeCo × 2~

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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

単身世帯との違い

新NISAやiDeCoを中心とした資産形成では、一人分を前提に語られる事が多いですが、二人以上の世帯では当てはまらないことがあります。

NISAやiDeCoは世帯につき一つではなく、一人につき一つだからです。

とは言え、新NISAは18歳以上(2023年内に限り18歳未満でもジュニアNISAは可)、iDeCoは20歳以上が対象となっているため、世帯全体では一つか二つかのどちらかになります。
(成人した子供の口座は親が自由に使えるお金ではなく、子供自身のものであることが多いでしょう)

大抵の場合、単身世帯は一つ、二人以上の世帯では二つ、となります。

今回は後者の場合について、お話していきたいと思います。

まず、大きな点として、新NISAの年間投資枠360万円と非課税保有限度額1800万円は夫婦二人分でそれぞれ2なります。

NISAはいつ始めるべきか~今が一番のチャンス!?~

枠が大きくなる分、入金も大変になるはずですが、そこも共働きであれば稼ぎも2倍ですし、一般的に生活費は一人暮らしの2倍にはならないので、入金面でも有利です。

さらに老後に必要なお金も2倍とはならないので、資産形成には非常に有利で、二馬力夫婦最強と言われる所以ですね。

しかし、ここに子供が加わると状況はガラッと変わります。

子供1人にかかる費用は約3000万円なんて言われるくらいで、児童手当(トータルで約200万円)を差し引いても一人分の新NISAの非課税保有限度額(1800万円)なんて余裕で吹っ飛んでしまいます。

とは言え、当然ながらお金が幸せの全てではないですし、(価値観は人によりますが、考え方によっては)それ以上の価値をもたらしてくれるのが子供です。

資産形成「だけ」を考えたら子供が居る世帯は、子なし夫婦はもちろん、単身世帯よりも厳しいかも知れませんが、ここを頑張れば老後は、仕事もせずに孫と自由に遊べる未来が待っているかも知れません。

節約メリットだけ享受するために、単身世帯でも他人とルームシェアという選択をする人もいるね

夫婦どちらの口座を使うべきか

まず最初に出てきそうな問題として、二人以上の世帯で新NISAやiDeCoをやるとして、夫婦どちらの名義でやるべきか、というものがあります。

特に新NISAの場合、一人でも年間投資枠が360万円(月にすると30万円)あるのに、二人分(月に60万円)も入金できるという世帯のほうが稀でしょうから、どちらかにまとめた方が良いのか、二人の口座に分散して積み立てても良いのか、気になる人も居るかと思います。

ですが、これに関しては結論は「どちらでも良い(結果は同じ)」です。

何となくお金が多い方が増えるスピードも速くなるようなイメージがありますが、元手が多い方がその分、利益の額が多くなるだけで指数関数的に大きくなることはありません(率は同じ)。

ちょうど、「(5 + 5)× 2 」と「(5 × 2)+(5 × 2)」の結果が同じになるのと似ています。
(実際、金融庁の資産運用シミュレーションなどで計算してみると、(同じ利回りと積立期間なら)毎月10万円ずつ積み立てた結果は、毎月5万円ずつ積み立てた結果の2倍に等しくなると思います)

ですので、夫婦の新NISAに5万円ずつ積み立てても良いですし、夫(妻)の新NISAにだけ10万円ずつ積み立てても良いです。
(片方にまとめて1800万円に到達したらもう一方、でも同じ)

ですので特定口座でも、リスクヘッジの一種として、(買う商品は同じでも)複数の証券口座に分ける人も居るいるわけです。

一箇所にまとめても増えるスピードが上がるわけじゃないのね

iDeCoは要注意!?

ただし、iDeCoに関しては少し性質が違います。

iDeCoはNISAのように単純に運用益が非課税になる、というものではなく原則、(運用結果にかかわらず)拠出時に所得控除される代わりに受け取り時に課税される(税金の先送りが出来る)、という制度です。
(受け取り時も控除を上手く使えば節税も可能)

iDeCoの控除について~どれだけ節税出来るか~

ここで要注意なのが、拠出時のメリットは「控除」である、ということです。

iDeCo自体にキャッシュバックがあるのではなく、あくまで(本来かかるはずの)税金が安くなるだけなのです。

ですので、もともと税金が無い人には恩恵がなく、受け取り時の課税(デメリット)だけを受ける事になります。

その課税も、上手くやりくりすれば減らせるものの、最高に上手くいった(税金がゼロになった)としても実質、運用益が非課税になるという恩恵しかなく、それなら(上手く行かなくても運用益が非課税になる)NISAの方が良いです。

また、(同じ年金制度でも)国民年金の場合、妻(夫)の分を支払った、ということで控除に入れることも出来るのですが(でないと例えば、個人事業主の配偶者で専業主婦(夫)など(収入ゼロでも支払い義務あり)の場合、自分では払いようがないので)、

iDeCoの場合、(任意加入だからなのか)名義人本人の控除にしか出来ないようです。

そう考えると、専業主婦(夫)や扶養内(年収103万円未満)の人はもちろん、夫婦間に収入の差がある場合、収入が少ない方のiDeCoは使わない方が良いかも知れません。

出産・育児などで収入が止まる時期も考慮しないとね

子供に使えない資産

また、子供が居る世帯において大事な問題として、原則(42歳以上で産んだ子でなければ)iDeCoに拠出したお金は、子供の教育費として使えない、ということです。

(死亡した場合は60歳未満でも死亡一時金として遺族に支払われますが)基本的にiDeCoは60歳まで引き出すことは出来ないからです。

NISAであれば、(もともと老後用の資金で)60歳以上まで使わないつもりだったとしても、急な状況変化によって用途を変更することも出来ます。

子供が居る場合は特に、このような計画変更は起こりやすいでしょう(例えば、子供が(私立大学にしか入れないのに)どうしても医師になりたいと言い出すかも知れません)。

この時、老後資金は絶対に必要なものだから仕方ない、と思えるか、少々老後が貧しくなっても子供の為なら出したかった、と後悔するかは分かりません。

少々歪んだ考え方をすると、上記の例だと無理に(自分達の老後資金を使って)でも医学部に行かせた方が、結果的に(子供の仕送りで)老後は豊かになるかも知れません。

老後資金前提なら金銭面で新NISAよりiDeCoの方が有利であることに代わりはないのですが、

新NISAよりiDeCoを優先すべき理由2選~新NISAのデメリット!?~

子供が居る場合は特に、iDeCoの資金拘束については良く考えた方がいいかも知れません。

迷う場合、iDeCoはやらない方が無難かもね

まとめ

このように、(単身世帯前提の)一般的な資産形成プランと、二人以上の世帯(特に子供が居る場合)では正解がかなり変わってきますし、同じ世帯構成でも収入も違えば住む場所も違いますし、何より考え方は人によって千差万別です。

どのようなサイトや書籍でも、不特定多数に向けて発信する以上、どうしても平均的な世帯をモデルにするしか無いため、実際に導入する場合、自分に合わせてカスタマイズする必要があります。

自分にとってのベストが選択できるように、しっかりと知識を付けていきたいですね。

夫婦で話し合うのも大事だね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️

資産形成の第一歩は証券口座開設から

NISAはSBI証券、iDeCoはマネックス証券がおススメです

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