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お金

生活防衛資金の有無で資産が1000万円以上変わる~もし投資に回したら~

2025年1月26日

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

投資開始時に貯金があるケース

まずは生活防衛資金を貯めてから投資を始めましょう、というのはよく聞く話です。

しかし、出来るだけ早く市場に参加することもまた重要です。

たとえば、利回り(年率)8%で毎月5万円を積み立てた場合の20年後の資産額は生活防衛資金を300万円とするのと、30万円(差額の270万円は初期投資)とするのとでは、1,000万円近くもの差が出ます

資産運用かんたんシミュレーション|資産形成について|アセットマネジメントOne

ポイント

(投資開始時の資金が300万円以上のケース(年率8%))
生活防衛資金が300万円の場合、左(約2,863万円)に300万円を足して 約3,163万円
生活防衛資金が 30 万円の場合、右(約4,122万円)に 30 万円を足して 約4,152万円

その差額は 約989万円
(年率が10%だった場合、この差額は 約1,546万円 にまで増えます)

ちなみに、実は毎月の積立金額は関係なく、単純に270万円を20年間運用した場合の利益分だけ差が出ます。

この場合、毎月の積立金額は関係ないんだね

投資開始時に貯金がないケース

しかし、これはあくまで生活防衛資金以上の貯金がある人がこれから投資を始めるという場合であって、貯金が無い人が生活防衛資金を貯めてから積み立てを始めるのと、すぐに積み立てを始めるのではもっと差が付きます。

この場合、270万円を初期投資額とする(一括投資して20年運用した差)ではなく、270万円 / (月5万円 × 12ヶ月)= 4.5年 だけ積立期間が長いのと同じです(生活防衛資金(270万円)が貯まるまで4.5年かかるため)。

資産運用かんたんシミュレーション|資産形成について|アセットマネジメントOne

ポイント

(投資開始時の資金が0円のケース(年率8%))
生活防衛資金が300万円の場合、左(約2,863万円)に300万円を足して 約3,163万円
生活防衛資金が 30 万円の場合、右(約4,372万円)に 30 万円を足して 約4,402万円

その差額は 約1,239万円
(年率が10%だった場合、この差額は 約2,007万円 にまで増えます)

生活防衛資金を貯めてから積み立てだとかなり不利になってしまうのね

投資期間が伸びるととんでもない差に

当然、この30万円の生活防衛資金をさらに削り極端な話、0円にしたら資産はもっと増えます。

しかし、その効果は「300万円 → 30万円」に比べたらはるかに小さく、20年後でも100万円~200万円程度にしかなりません。

シンプルに、生活防衛資金の金額に比例して、おおよそ生活防衛資金の金額の3.7倍~7.4倍程度(利回りや投資開始時の貯金額による)になるだけです。

ちなみに、「金額」は比例ですが、「年数」が増えると資産額も指数関数的に増えます。

たとえば、上記の投資開始時の資金が0円のケース(年率8%)の差額は投資期間が30年だと約2,987万円(生活防衛費の約11倍)、40年だと約6,762万円(生活防衛費の約25倍)と、それぞれ年数は1.5倍・2倍にも関わらず、資産額はそれどころではありません。

まさに、「複利の力」が発揮されるところで、ジャックとジルのお話にも出てきます。

ポイント

ジャックは18歳~25歳まで、1年に50万円ずつ積み立て投資 → 2億5,878万円
ジル  は26歳~65歳まで、1年に50万円ずつ積み立て投資 → 2億2,129万円
(ともに年率10%の全く同じ商品に投資)

複利の力を生かすには~人類最大の発明~

続きを見る

ですから、若くて投資期間が取れる人は別として、20年程度であれば生活費の1~2ヶ月程度は生活防衛資金として確保しても良い、となります。

100万円~200万円くらいの利益差を許容できるかどうかだね

取り崩し期の現金も重要

ところが、これは積み立て中の生活防衛資金に限った話ではありません。

引退後(取り崩し期)においても、現金をいくら確保しておくかで大きく変わってきます。
(当然、現金が少ない(運用中の金額が多い)方が資産が長持ちする)

たとえば、資産が4,000万円あったとして、常に手元に300万円を置いておくように取り崩した場合、それは資産が3,700万円で取り崩しを開始するのと同じです。

しかも、この場合は手元の300万円まで使い切る可能性はほとんど無い(というか人生設計上、そこまでギリギリには出来ない)ため単純なロスです(相続財産という意味では含まれる)。

取り崩しシミュレーション のむラップ・ファンド|野村アセットマネジメント

そうなると、前述の投資期間というのは、取り崩しが終了する(≒死ぬ)までの期間ということで、20年どころじゃなくて現在30代や40代の人でも40~50年となり、少額の現金でも馬鹿にならなくなるのですが、

取り崩し期に確保する現金の場合、単純にずっと寝かせておく(可能性が高い)現金というわけではなく、市況が低迷している時に売却しないためのバッファという意味合いもあるため、そういった運用をする場合はこの限りではありません(もっと差は小さくなるはずです)。

現金キープチャージ法~最強の資産取り崩し!?~

続きを見る

現役中(積み立て期)の現金比率の方が重要なのね

最速での投資を意識する

このように、いかに手元の現金を減らして、早く市場に投入するかが重要なのですが、そういう意味では「還元率(年率換算)の低い先払いはしない」というのも重要です。

分かりやすい例が、国民年金保険料の前納です。

前納の種類・納付額・割引額

前納の種類2年前納1年前納6カ月前納当月末振替(早割)毎月納付
1回あたりの納付額納付書払い
クレジットカード払い
398,590円200,140円101,050円16,980円
口座振替397,290円199,490円100,720円16,920円16,980円
割引額納付書払い
クレジットカード払い
15,290円3,620円830円
口座振替16,590円4,270円1,160円60円
国民年金保険料の前納|日本年金機構

確かに、口座振替の場合、1年前納で4,270円、2年前納で16,590円お得なのですが、割合にすると前者は 4270 / (16980 × 12) = 0.02095...(約2.1%)、後者は 16950 / (16980 × 24) = 0.04159...(約4.2%)で、後者も1年あたりで言うと約2.1%しかありません。

つまり、前納するお金があるのなら、毎月納付にしてそのお金を投資に回した方が良い、となる可能性が高いです(もちろん絶対ではありませんが)。

これはサブスクの年払いなども同様で、個人的には年払いで10%以上安くなるなら考慮の余地あり、それ未満(1ヶ月分安くなる(1 / 12 = 8.33%)など)なら不要、くらいの感覚です。
(投資でこれ以下の利回りになる可能性は多いにありますが、解約時の端数なども考慮)

この考えだと、ふるさと納税は優秀です(1年程度の(税金の)前払いで30%の還元なので)。

また、逆に後払いで投資ができる、クレカ積立も積極的に利用したい所です。
(継続して利用すれば、普通に積み立てるのと比べて、1ヶ月分の積立金額をずっと運用した時の運用益分だけお得になります)

このように、支払いタイミングが違う選択肢が出た場合、「もし投資に回したら」を意識すると良いかと思います。
(生活防衛資金が無い状態で「お金が必要になったら」は心配しなくても良いです)

NISAは少額売却しても問題なし~お金が必要になった時~

続きを見る

できるだけ、投資金額を多く、期間を長く、がポイントだね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️


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