こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
株価は約1年前
先日、2025年4月2日のアメリカの関税発表から突如始まった株価急落ですが、多少の乱高下は続いているものの、ようやく落ち着きそうな気配です。
そんな今は、投資を始めようか迷っている人には絶好のチャンスなんです。

こちらは、2023年の年初から現在(2024年4月11日)までの値動きに、現在の値を横線にして重ねたものなのですが、最初に交わった箇所(縦線)が始めて現在の値に到達した日、
つまり、今から投資を始めると、その日から投資を始めたのと実質同じ状態になるのです。
NASDAQ100は2024年2月22日、S&P500とオルカンは2024年3月19日、つまり約1年間も遡って投資ができる、と考えることも出来ます。
これは、インデックス投資において「早く始めること」がいかに重要かを考えると、かなり大きいと思います。
(下記のジャックとジルのお話が有名です)
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複利の力を生かすには~人類最大の発明~
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実際に投資期間が増えるわけじゃないけど、そのくらい今はお買い得ってことね
積み立てだともっと前に
しかし、すでに投資を始めている人は、1年前でトントンどころではない、と感じているはずです。
実際、新NISA開始直後(2024年年初)から投資を始めた人も、ほとんどが評価損益はマイナス(そうでなくても、新NISA口座単体で見るとマイナス)だと思います。
その理由は、積み立て投資の場合、先ほどのグラフの後半(右側)の山なりになった部分でも購入していて、平均取得価格が上がっているからです。
(年初一括だとしても、今年の年初で高値掴みになっているので程度は違えどマイナスです)
では、その損益分岐点は一体どこなのでしょうか。

積み立て開始 | S&P500 | NASDAQ100 | オルカン |
---|---|---|---|
2023年1月 | ¥155,476 | ¥198,217 | ¥124,806 |
2023年7月 | ¥17,524 | ¥10,839 | ¥9,549 |
2023年8月 | ¥5,995 | -¥1,331 | -¥104 |
2023年9月 | -¥4,452 | -¥12,041 | -¥8,439 |
2024年1月 | -¥45,809 | -¥53,741 | -¥43,891 |
2025年1月 | -¥28,125 | -¥29,742 | -¥24,845 |
こちらは毎月5万円の例なのですが、毎月10万円や30万円だとしても(プラス・マイナスともに)金額が2倍・6倍になるだけでグラフの形やマイナスに転じる時期は全く同じです。
損益分岐点は2023年8月~9月、つまり積み立て投資においては今から投資を始めると約1年8ヶ月前まで遡ることができるのです。
チャート通りの結果になるのは、一括投資をしてその後に追加投資もしなかった場合だけだね

早く始めた方が良かった、に収束する
逆に、この直近1年8ヶ月間に投資を始めた人は「失敗した」と思っているかも知れません。
おそらく、売却してしまったり積み立てを止めてしまったりした人の大半は、この評価損益を見て「投資をした意味が無い ⇒ やめよう」となったと思います。
ですが、心配する必要はありません。

こちらはリーマンショック前後の値動きで、最初のグラフとは下落のレベルが違うため(縦軸の最小値も 80 → 40)、さぞかし始める時期で資産額が激変すると思うでしょう。
しかし、現在(約18年後)の評価損益はこちらです。

積み立て開始 | 元本 | S&P500 | NASDAQ100 | オルカン |
---|---|---|---|---|
2007年1月 | ¥11,000,000 | ¥43,974,300 | ¥82,684,887 | ¥26,999,711 |
2007年2月 | ¥10,950,000 | ¥43,698,242 | ¥81,970,864 | ¥26,845,833 |
2007年3月 | ¥10,900,000 | ¥43,431,826 | ¥81,283,135 | ¥26,697,012 |
2008年10月 | ¥9,950,000 | ¥37,855,097 | ¥68,094,903 | ¥23,758,289 |
2008年11月 | ¥9,900,000 | ¥37,474,940 | ¥67,207,035 | ¥23,535,369 |
2008年12月 | ¥9,850,000 | ¥36,968,696 | ¥66,051,660 | ¥23,219,270 |
差分 | ¥-1,150,000 | ¥-7,005,604 | ¥-16,633,228 | ¥-3,780,440 |
シンプルに早く始めた方が資産が増える、というだけで、「遅く始めた方が良かった」となる期間はありません。
毎月5万円という条件で早く始めた方が投入した資金の合計(元本)が多くなるため、当然と言えば当然なのですが、元本の差以上に利益の差が大きいのも分かります。
これは、積み立ての途中で暴落が来て、たとえ半額になったとしても、20年後にはその資産があるのと無いのとでは大違いだからです。

序盤だと暴落のダメージが少ない、ってだけじゃないのね
「下がり待ち」は愚策
もちろん、これは毎月同額を投資した場合の話で、遅く始めた分プールしておいたお金を初月に一括投資した場合はこの限りではありません。
(たとえば、2008年1月から毎月5万円の積み立てを始める代わりに、12月に60万円を投資して翌月から毎月5万円など)
しかし、これは先ほどのグラフを見たから出来る話で、2008年1月の時点でそんなことが分かったら苦労はしません。
とは言え、欲が出てしまう、今にしてももう少し待った方がいいんじゃないか(もっと下がるんじゃないか)と思ってしまうのが人の性です。
今回に関して言えば、少なくとも関税の一時停止が終了する「90日後」までは待った方がいいと考える人も少なくないでしょう。
しかし、それで下がるほど単純な株価ではありません。
(そんな誰もが予想できる未来はすでに織り込まれているはずです)
もちろん、下がる可能性「も」ありますが、仮にそうなったとしてもおそらく今、待つという選択をした人は、その時も(今後さらに下がるのではないかと)躊躇すると思います(キリがありません)。
単純に過去のチャートの開始を一定の期間(1ヶ月など)ずつずらしてみたら、その開始時点の価格が一番安い、つまり「今」の価格以下には今後二度と戻らない、というパターンの方が多いです。
そう考えると常に「今」が投資を始める一番のチャンスと言っても良いでしょう。
(下記の記事でも解説していますので、興味がある方はどうぞ)
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暴落待ちをしてはいけない理由~スポット購入と▲5%ルールも~
続きを見る
後から「もっと早く始めておけば良かった」となるのは投資あるあるだね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️