こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
ビットコイン保有会社の株を買う
ここ最近、というより昨年のアメリカ大統領選の後から、投資先としてビットコイン(BTC)が再注目されています。
しかし、株(分離課税で20.315%固定)とは違い、ビットコインも含む仮想通貨(暗号資産)の売買で得た利益は雑所得扱い(累進課税で15%~55%(+復興特別所得税))となり税制面で不利なのも有名です。
この税率は給与所得や他の副業所得などと合算して決まるため、課税所得が330万円の会社員がビットコイン投資を行った場合、税金は利益の30%~55%ということになります。
相続税の最高税率も55%であることから、数百万円をビットコインに投資し、数億円になった状態で死ぬと、相続人は100%以上の税金を支払わなければならない(全てを売却したとしても足りず、手出しが発生する)、というのもSNSで話題になりました。
米国、英国や香港などではビットコイン現物型ETFが上場しましたが、日本ではまだまだです。
そこで最近出てきたのが、ビットコインを大量に保有する会社の株を買うという方法です。
これであれば、ビットコインの価格が上がる=その企業の価値も上がる=株価も上がりますし税金は20.315%で固定、さらにNISA(の成長投資枠)を活用すれば非課税にも出来ます。
最近では、メタプラネット(通称:メタプラ)がビットコイン保有戦略を進めており、保有量ランキングで世界トップ10入りし、日本の会社ということもあって、特に人気です(一生一緒にメタプラ、となる日も近いかも知れません)。
しかし、個別株である上に、時価総額でもまだまだなのでリスクの高さはお察しです。
(ビットコインの価値が上がっても、企業の不祥事などがあるとアウトです)
そこで今回紹介するのが、インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(愛称:世カエル)です(世カエル=「世界を変える技術」の略)。
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インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド【愛称:世カエル】
www.invesco.com
名前の通り、世界各国のブロックチェーン(ビットコインを実現するための技術)関連の株式を投資対象とするファンドです。
分配金が出るバージョンとして、世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)もあるのですが、目的(資産拡大)を考えると特に選ぶ必要は無いかと思います。

1社だけだと紙切れになる可能性もあるけど、分散されているからある程度は安心できるってわけね
世カエルの中身
インベスコと言うと、インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)が有名で、こちらはアクティブファンドなのですが、
世カエルは、コインシェアーズ・ブロックチェーン・グローバル・エクイティ・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指して運用を行う、インデックスファンドです。
この指数は40~80銘柄程度で構成されているようですが、実際どんな株に投資をしているのか組入上位10銘柄を見てみましょう。
台湾積体電路製造 |
カカオ |
オーバーストック・ドット・コム |
マネックスグループ |
CMEグループ |
ネクソンGT |
GMOインターネット |
創意電子 |
クアルコム |
スクエア |
マイクロストラテジー |
クリーンスパーク |
サムスン電子 |
SBIホールディングス |
台湾積体電路製造 |
マネックスグループ |
ライオット・プラットフォームズ |
コインベース・グローバル |
カカオ |
CMEグループ |
メタプラネット |
マイクロストラテジー |
コインベース・グローバル |
SBIホールディングス |
マネックスグループ |
ギャラクシーデジタルホールディングス |
台湾積体電路製造 |
ライオット・プラットフォームズ |
クリーンスパーク |
ペイパル・ホールディングス |
インベスコ 世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)の組入上位10銘柄の推移(目論見書より抜粋)
このように、過去5年間だけでも目まぐるしく入れ替わっていますし、直近ではメタプラネットが1位になっているため、トレンドはしっかり追えていると思います。
つまり、今買えばメタプラネットを中心に投資が出来るし、今後もしオワコンになって他企業が台頭してきたとしても、自分で売却して買い直す(特定口座なら税金、NISAなら非課税枠で損になる)必要がありません。
さらに、日本や韓国、台湾なども多く含み、アメリカの比率が35%~55%程度と、オルカン等と比べて低いのも、最近のABUSA(米国以外ならどこでも)と合致しています。
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2種類の「ABUSA」とは~最新の米株投資トレンド~
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また、実は運用期間が5年以上(設定日は2019年7月11日)の老舗ファンドだったりします。
最近になって注目されただけ、という意味では iFreeNEXT FANG+インデックス(設定日は2018年1月31日)に近いかも知れません。
ただし、現状つみたて投資枠は非対象で成長投資枠のみとなっており、信託報酬も年率1.573%以内と、やや高いのが残念なところです。
このあたりは、純資産総額が増えて見直されるのに期待だね

ビットコインと同じ値動き!?
では、このファンドが過去どのような成績だったか、基準価額の変動を見てみましょう。

比較対象として、主要な株式の指数とビットコインの値動き(円ベース)を並べてみましたがビットコイン独自の値動き(2011年3月と11月の山、2024年11月~最高値を大きく更新など)に追従していて、株式というよりはビットコインに近い値動きになっています。
しかし、値動きの傾向は似ていても、実際のリターンは全く違います。
先ほどのグラフは、ビットコインだけスケール(最小値・最大値)を変えていて(合わせるとビットコインだけ激しく値動きして、他はほぼ横ばい状態の見た目になるため)、数値にするとこれだけの差があります。
S&P500 TR | NASDAQ100 TR | MSCI ACWI TR | 世カエル | ビットコイン |
---|---|---|---|---|
287.79 | 380.30 | 250.59 | 355.35 | 1215.06 |
世カエルもこの6年弱で約3.6倍とかなり優秀なのですが、ビットコインは何と12倍以上というとんでもない結果になっています。

いくら税金で不利とは言え、ここまで差があったら手取りでも十分多いわね
ビットコインのリターンは年々下がっている
さらに、リターンの推移についても、現在までの期間(日数)を横軸、リターン(%)を縦軸としたリターングラフで見てみましょう。

数値にするとこの通りです。
年数 | S&P500 TR | NASDAQ100 TR | MSCI ACWI TR | 世カエル | ビットコイン |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3.87 | 6.16 | 4.45 | 14.55 | 41.00 |
3 | 18.76 | 24.63 | 17.12 | 17.08 | 54.10 |
5 | 22.75 | 24.30 | 20.24 | 23.00 | 73.92 |
10 | 15.06 | 20.36 | 11.96 | - | 85.70 |
15 | 18.38 | 23.51 | 14.62 | - | 161.57 |
こちらは年率平均なので、理論上は年数に関わらず似たような数字に収束する(グラフ上では横ばいに近くなる)はずですし株式では実際そうなっているのですが、ビットコインにおいては年数が長ければ長いほど数字が飛躍的に増える、という現象が起こっています。
それだけ、ビットコインの取引が開始(2010年7月)して間もない頃の伸びがすさまじかった(その期間を含めるだけで平均値を急激に押し上げる)ということです。
しかし、その頃の世間ではビットコインの「ビ」の字も無く、そんな中で先見の明があった人だけが得られた利益で、認知度が上がって買う人が増えれば増えるほど旨味も減る、というのは過去の数字が証明しています。
それでもなお、今後も株の何倍もの成長が見込める、と思う人はビットコインを買えば良いでしょうし、株よりは伸びそうだけど税金を考えると微妙だと思う人は、世カエル(インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド)も選択肢の一つになるかも知れません。
(ちなみに、本家?インベスコの方も目的次第ではおススメです)
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NISAを埋めるほどの資金は無いけどビットコインの成長にも賭けてみたい、という人にも良さそうだね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️