クレカ積立10万円解禁での各社ポイント比較~ポイントよりも後払い効果!?~

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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

10万円投資時のポイント比較

いよいよ、今月(または来月)の買付分からクレカ積立が10万円まで可能になりました。

厳密には、一部の証券会社では1月から可能だったのですが、SBI証券・楽天証券・マネックス証券などの大手ネット証券でも可能になった、というお話です。
(理由については下記の記事をご覧ください)

クレカ積立が月5万円までの理由~競争から生まれた裏技も!?~

簡単に言うと、法律で(実質)月5万円までに制限されていたのが、改正によって10万円までになりました。

しかし、これに合わせてポイント還元率が変更された証券会社もあります。

開始買付月
(締切日)
ポイント還元率10万円投資時
のポイント
SBI証券
(三井住友カード)
2024年5月
(4月10日)
一般カード
・年間10万円以上利用 0.5%
・年間10万円未満利用 0% 
ゴールドカード
・年間100万円以上利用 1.0% 
・年間100万円以上利用 0.75%
・年間100万円未満利用 0%  
プラチナプリファード
・年間500万円以上利用 3.0% 
・年間300万円以上利用 2.0% 
・年間300万円未満利用 1.0% 

500
0

1,000
750
0

3,000
2,000
1,000
楽天証券
(楽天カード)
2024年4月
(3月12日)
一般カード    0.5(1.0%)
ゴールドカード  0.75(1.0%)
※ 括弧は信託報酬のうち販売会社が
受け取る手数料(代行手数料)が
年率0.4%(税込)以上のファンド
の場合
プレミアムカード 1.0%   
500
(1,000)
750
(1,000)

1,000
マネックス証券
(マネックスカード)
2024年4月
(4月10日)
・5万円以下       1.1%
・5万円超過~7万円以下   0.6%
・7万円超過~10万円以下 0.2%
730
auカブコム証券
(au PAYカード)
2024年5月
(4月5日)
1%1,000
PayPay証券
(PayPayカード)
2024年4月
(4月27日)
・5万円以下       0.7%
・5万円超過~10万円以下 0% 
350
各証券会社のクレカ積立10万円の開始時期とポイント還元率

楽天証券とauカブコム証券に変更はありませんが、他は何らかの変更が入っています。

このうち、マネックス証券とPayPay証券は5万円以上の分に対する還元率だけですが、SBI証券はちょっと特殊で、

前年度の利用額(クレカ積立は除く)に応じてクレカ積立全体(5万円以下の分も含む)の還元率が変わるようになりました。

しかし、カードの年会費も含めて総合的に見ると、(10万円投資時のポイントでは)SBI証券とauカブコム証券が並んでトップ、という形になりそうです。

5万円以上の分の還元率を調整する代わりに、普段利用してもらうことによって補填する感じだね

SBI証券(ゴールド)は使い方次第

その理由として、SBI証券(三井住友カード ゴールド(NL))は年間で100万円以上利用することで、翌年以降の年会費(5,500円)を永年無料にすることができ(「100万円修行」と呼ばれています)、

その後も、(基本のポイント還元率こそ0.5%ですが)年間100万円利用で1万ポイント(1%)もらえるため、実質1.5%になります。

100万円を超えた分は0.5%しか付かないため、このように200万円を超えると基本のポイント還元率が1%のカード(楽天カードなど)に抜かれてしまいますが、それも100万円を超えた時点で利用するカードを変えれば良いだけです。

利用額(横軸、単位:万円)に対するポイント(縦軸)

そうすると、クレカ積立のポイント還元率1.0%の条件(前年度に100万円以上利用)も自動的に満たせることになります。

もちろん、全てのカードを合算しても利用額が年間100万円もいかない、という人はこの限りではありませんが、普段から意図的に現金払い(銀行口座からチャージ等も含む)をしている人でもなければ、ほぼ可能かと思います。
(ポイントだけでなく、後払いできるものはした方がお得です)

年払い vs 月払い、どちらがお得か~先払い分の運用も考慮~

ただし、初年度だけは年会費(5,500円)を支払うか、一般カード(三井住友カード(NL))を年間100万円以上利用してから切り替える(ゴールドカード(始めから永年無料)への招待(インビテーション)が来るそうです)しかありません。

ちなみに、初年度からクレカ積立を毎月10万円するのであれば、ポイント差が 500 × 12 = 6,000 あるので前者の方が少しだけお得です。
(初年度または2024年11月買付分までのクレカ積立のポイント還元率は利用額関係なく、一般 0.5%・ゴールド 1.0% です)

クレカ積立のポイントのために、普段利用分のポイントが減る、みたいな本末転倒にはならないのね

改悪のリスクも考えて

この場合、厳密に言うと最適解は、(初年度の縛りも無い)auカブコム証券+au PAYカードですが、あまり細かいポイントを追い求めすぎるのもおススメできません。

実際、マネックス証券もポイント還元率が最高(1.1%)でしたが、今回の10万円への拡大(に合わせての制度変更)でその座から転落してしまいました。

信託報酬などとは違い、ポイントはあくまでオマケなので、改悪されても(最悪ゼロになっても)後悔しない選択が必要です(NISAは移管不可(翌年からの新規投資先を「変更」できるだけ)なので特に)。

この点、業界最大手で銘柄数も豊富、手数料も最安クラスをキープしているSBI証券が、現状ほぼ最高のポイント還元、というのは有難いお話です。

ちなみに、そういった点では双璧をなす楽天証券は、銘柄によっては一般カードでも1.0%なのですがその条件が、信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%以上のファンド、ということで、

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(0.05775%以内)や、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(0.09372%以内)はもちろん、一般的に投資対象となるようなインデックスファンドはほぼ対象外と言っても良いでしょう。

それでも、一般カードでなければ上がりますが楽天ゴールドカード(0.75%)の年会費は2,200円、楽天プレミアムカード(1%)は11,000円で、無料にする方法もなく通常利用時の還元率が上がるわけでもないため(一般カードでも1%)、割に合わないと思います。
(楽天市場のヘビーユーザーなどであればこの限りではありませんが)

その点、楽天証券はこれまでは楽天カード+楽天キャッシュでの積立で月10万円(0.5%で500ポイント)が可能だったため、SBI証券(ゴールド)で月5万円(1%で500ポイント)と一応均衡は保てていたのですが、

これからは楽天証券は月15万円で750ポイント、SBI証券は月10万円で1,000ポイントになるため、ちょっと分が悪くなります。

ポイントだけで選ぶのはナンセンスだけど、他の条件がほぼ同じなら悩ましい所だね

後払いのメリットとは

とは言え、ポイントだけではなく、クレカ積立には「後払い」というメリットがあります。

例えば、毎月25日が給料日で26日がクレジットカードの引き落とし日、1日がクレカ積立の買付日だった場合(SBI証券の例)、その買付のためのお金は前月の26日ではなく、当月の26日、つまり25日遅れで引き落としになります。

給料日に投資をするのに比べても、ほぼ1ヶ月(24日)前倒しで投資できるのです。

これは、毎月の積立額が10万円であれば、元本が毎月ほぼ10万円多い、つまり積立前の元金が10万円多い状態で投資するのと同じです。

現金積立の場合
クレカ積立の場合

積立計算(複利毎課税) – 高精度計算サイト

年利率8%で20年なら、その差は 35,687,109 – 35,294,409 = 392,700円 にものぼります。

これを20で割ると1年あたり19,635円、さらに12で割って1ヶ月あたりでも約1,636円ですから、(1%でも1,000の)ポイントよりも後払いのメリットの方が大きい、と言ってもいいでしょう。

しかも、こちらはポイントと違って改悪は考えにくいので(クレカは後払いが当たり前なので)、上限が10万円に引き上げられたのは大きいです。

ただし、楽天キャッシュは残高キープチャージ(翌月分を決済時に翌々月分をチャージ)で後払いが相殺される(ほぼ現金と同じタイミングになる)ので、この効果はありません。
(キープチャージせずに毎月、決済日直前に手動でチャージすれば後払いに出来ますが、クレカ積立とは一線を画す(手間をポイント(お金)に変える=ポイ活寄り)と思います)

クレカ積立はNISAに限らず特定口座でも使えますから、資産額に関係なく毎月の収入とそこからの余剰資金がある人は活用できると思います。

iDeCoの税金の繰り延べと同じで、早く運用に回せる分、利益が大きくなるのね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️

資産形成の第一歩は証券口座開設から

NISAはSBI証券、iDeCoはマネックス証券がおススメです

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