インフレに強い資産とは~株・不動産・金~

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

日本でも始まったインフレ

インフレとは物価が継続的に上昇することですが、特にここ最近、普通に生活を送っているだけでも実感することが多いと思います。

電気代やガソリン代、スーパーでの買い物などでも、以前よりも高くなったと感じる機会が幾度とあります。

物だけではなく、いわゆるサブスクリプションと呼ばれる、月(または年)単位で定期的に料金を支払って利用するサービスなどにも値上げの波が押し寄せ、つい先日もAmazonプライム会費の値上げが発表されたことが話題となりました。

物やサービスの値段が上がる、ということはすなわち、同じお金で買えるものが減る=お金の価値が下がる、ということです。

日本ではバブル崩壊後、約30年間デフレが続いた、と言われていますが急にインフレに傾きました(昔のマクドナルドや吉野家などを思い出してもらえば分かりやすいと思います)。

最近のインフレはウクライナ戦争などが原因と考えられていますが、(急激なものでなければ)本来、インフレ自体は悪いことではないと言われています。

物やサービスの値段が上がるということは、それを販売している会社やその会社と取引している会社の利益も上がり、その会社で働く人の給料も増えるはずなので、生活が苦しくなるということは起こり得ないはずです。

そもそも価格というのは需要と供給のバランスによって決まるものですから、その値段でも買いたいと思う人が居るからこそ、その値段なのであって、本当に買えないのなら値段は下がるはずです。

「鶏が先か、卵が先か」になってしまいますが、給料アップが起点と考えても物価上昇は起こります。

ですので、国も年3%程度の緩やかなインフレが良いとして、それを目指しています。

事実、最近でも各企業で賃上げ(従業員に支給する賃金の増額)が行われています。

構造上、こういった良い流れは大手企業から起き、中小企業は遅れてやってくるため(悪い流れは逆)実感が無い人も多いかも知れませんが、これは時間が解決してくれるでしょう。

ただし、インフレによって間違いなく困るのは、貯金の価値が目減りすることです。

100万円の貯金は10年後20年後も100万円ですが、物の値段が2倍になっていたら、買える量は半分になっているわけですから、(当時の価値で)50万円になっているのと同じです。

ですので、インフレに強い(=インフレすればその分、その価格も上がる)資産を持っておくことが大事です。

貯金が減ると困るわね

お金以外全てが正解!?

では、どの資産がインフレに強いのか、というお話ですが、結論から言うと投資対象となるような資産はほぼ全てとなります。

それもそのはず、ありとあらゆる物やサービスの価格が上がるのですから、投資する物も例外ではないですし、ある意味、お金「だけ」の価値が下がる状態ですから、お金以外であれば(後から換金できるものであれば)何でも正解です。

あとは、その資産そのものの価値がどうなるかです。

経年劣化するようなものであれば価値は下がりますから、仮にインフレによって相殺されて見た目の値段が変わっていなかったとしても、実質的な価値は下がっています。

例えば不動産などがそれに当たりますが、その分、売るまでの間のインカム(家賃収入)が取れるため評価が難しいところですが、それ込みでもインフレ回避目的で簡単に手を出せる代物ではないと思います。

不動産は初心者NG!?~ワンルームマンション投資の闇~

次に思い付くのが金(ゴールド)でしょうか。

やはり、実物の方がリスクに強いイメージがありますし、(お金が使い物にならなくなった時に)お金の代わりとなるもの、と言えば真っ先に思い付くものでしょう。

さらにこちらは経年劣化しないですし、流動性が高い(売ろうと思えばすぐに売れる)ので、まさにうってつけのように見えます。

ただし、確かに第三次世界大戦や巨大隕石衝突など、とてつもない事態が起きた時のリスク回避としては優秀なのですが、実は普段のリスクは決して低くないのです。

値動きとしては株などと変わらないくらい日々上下しますし、インデックスファンドと違って、長期で見れば右肩上がりになるというわけでもないので、

(資産家のリスク分散という意味合いが強く)一般人の投資先としてはあまり向いていないと思います。

他にも色々な資産がありますが、どれも価格変動リスクは避けられません。

ということで、どうせリスクを負うなら高確率でリターンが見込める株式(さらには、分散が効いたインデックスファンド)が良いと思います。

インフレ対策という観点でも、インデックスファンドで間違いないんだね

人的資本と社会資本こそ最強

そんなインデックスファンドであっても(何なら金ですらも)絶対ではありません。

日本においても戦後、物資や生産者が足りていない中で需要が旺盛になり、年58%の物価高騰というハイパーインフレ状態になり、これを抑えるために1946年に日本銀行が預金封鎖を行い、財産税(最大90%)をかけて国家が個人の財産を没収しました。

預金封鎖は当時、取られるくらいなら引き出して使う(または隠す)という人が続出することを懸念しての対策でしょうけど、現代で同じ状況になったら、証券会社で保有している資産も当然ながら対象になるでしょう。

仮に金の延べ棒として自宅に保管していたとしても、(マイナンバー+AIでお金の流れが捕捉できる将来はなおさら)遺産隠しの調査が入れば終わりですし、万が一の事態が起きた時に万が一逃れられる可能性の為に普段から盗難リスクを抱えるのは割に合わないでしょう。

蛇足ですが、本気で預金封鎖に対策するのであれば、海外(できれば徴収共助の締結国以外)の金融機関に口座を開設することでしょうけど、英語での取引になりますし、現地の窓口に行くにしろ、オンラインか代理店を利用するにしろ、手数料が馬鹿になりません。

どんな種類の資産であれ、金融資産であるある限り、リスクからは逃れられないのです。

しかし、「3つの資本」と呼ばれるものにはそれ以外に、人的資本と社会資本があります。

ざっくり言うと、人的資本はその人が持つ能力、社会資本とは人脈(人間関係)で、これらがあれば、どんな社会情勢になろうが(それこそ明日から新紙幣に強制的に切り替わって、今日までの資産が紙切れとなっても)、新たに稼ぐことが出来るのです。

人的資本は歳とともに衰えは避けられないでしょうけど、社会資本は子供や孫などからの援助も含めれば、いわゆる「子供は負債」というのも、そうは言い切れないのかも知れません(冷血ですが、老後に天変地異が起きても助かるための投資とも言えます)。

ボケた後に、資産を使い込んだり騙し取られたりするリスクを回避できる、という側面もあるね

まとめ

このように、リスクを考えればキリが無く、それは現金であっても例外ではありません。

ただし、最も確率が高い(というか起きない可能性の方が低い)インフレリスクについては避けるに越した事は無いです。

そして、インフレリスクを回避するには、やはり高確率・高利回りも考えてインデックス投資が一番でしょう。

全米株・全世界株などであれば円安への対策にもなりますし、円高は日本円で給料や年金を得ている以上、メリットがありますから、バランスを考えても良い選択かと思います。

もちろん、宵越しの金は持たない(貯蓄せずに収入を全て使い切る)スタイルもインフレとは無縁ですが、今後の少子高齢化(に伴う年金減少と社会保障費増大)を考えると現実的に難しいでしょう。

幸い、ネット証券や低コストのインデックスファンドの台頭、さらにはNISAやiDeCoといった国の後押しもありますから、これらも上手く使いながら金融資産も上手く活用したいですね。

将来のための貯蓄もしつつ、今も犠牲にしないように、上手くバランスを取りながらやれると良いわね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️

資産形成の第一歩は証券口座開設から

NISAはSBI証券、iDeCoはマネックス証券がおススメです

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