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お金

「NISA損切り」再び~年初一括が裏目に!?~

2025年2月2日

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

12月27日または1月7日約定がアウト

またしても、「NISA損切り」というワードがトレンド入りしました。

今回は、最速で年初一括した人が阿鼻叫喚になっているようです。

具体的にはNISAの年初一括で最速になる12月27日と、クレカ積立の多く(毎月1日や3日など)や年末年始に注文を入れた場合の1月7日が約定日となった場合です。

というのも、NISAの非課税枠の消費は約定日(この日の基準価額で売買)ではなく、受渡日(約定日から2営業日後)が属する年度で行われるため、

今年の枠を使うなら、2025年の場合、2024年の最後の営業日が12月30日で、その前が12月27日なので、この日が約定日になるように注文を出すのが最速だからです。

株式の約定日と受渡日とは何ですか?(買い注文・売り注文)

約定日は、株式の売買注文が成立した日、受渡日は、売買代金の精算が行われる日となります。
売買が成立した場合、約定日から2営業日後が受渡日となり、証券口座で精算が行われます。
買い注文…約定日から2営業日後に購入代金を引き渡して(※)、株式を受け取ります。
売り注文…約定日から2営業日後に保有株式を引き渡して、売却代金を受け取ります。
※当社では、購入時の代金は前受金制となります。
(例)約定日から受渡日までの日程
約定日:月曜日⇒受渡日:水曜日 
約定日:木曜日⇒受渡日:月曜日 (土曜日・日曜日などの非営業日は受け渡しを行いません)

株式の約定日と受渡日とは何ですか?(買い注文・売り注文) : SBI証券

約定日に関しては、証券会社や買う時間・商品にもよりますが、海外株式のインデックスファンドであれば早ければ注文の翌営業日になります。

しかし、この12月27日と1月7日がちょうど悪いタイミングになってしまいました。

いわゆる「高値掴み(たかねつかみ)」というやつです。

その後、すぐに下落相場に入った(ように見えた)から、損切りした(損が少ないうちに売って逃げた)方が良い、みたいな流れになったと思われます。

確かに、このグラフを見ると、この後もっと下がりそうに見えるわね

実際どれだけ損になったか

では、実際にどの商品がどれだけ下がったか、この12月27日と1月7日を起点にして値動きを見てみましょう。

数値にするとこんな感じです。

約定日eMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
eMAXIS NASDAQ100インデックスiFreeNEXT FANG+インデックス
2024年12月27日96.3496.7595.1393.95
-3.66%-3.25%-4.87%-6.05%
2025年1月7日97.2897.1396.0194.46
-2.72%-2.87%-3.99%-5.54%
各約定日を100とした場合の2025年1月14日時点の基準価額

これを見ると、S&P500 ≒ オルカン < NASDAQ100 < FANG+ の順にダメージが大きくなっているようです。

割合にすると -2.7% ~ -6% 程度なのですが、昨年の7月からの下落が記憶に新しい事もあり、頭をよぎった人も少なくないかも知れません。
(ちなみに、この時には実際に「NISA損切り」が流行りました)

【不都合な真実】NISA損切りは本当だった!?~純資産総額の変動から検証~

続きを見る

新NISA元年から、いきなり試される機会になったね

蓋を開けてみれば

しかし、今回の下落のその後は、と言うとこのように10日後には回復しています。

12月27日と1月7日を起点にした場合も同様です。

約定日eMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
eMAXIS NASDAQ100インデックスiFreeNEXT FANG+インデックス
2024年12月27日100.22100.6699.43100.19
+0.22+0.66-0.570.19
2025年1月7日101.20101.05100.36100.73
+1.20+1.05+0.36+0.73
各約定日を100とした場合の2025年1月24日時点の基準価額

1月14日前後に売却してしまった人は、きっと後悔していると思います。

グラフを見て、今下がっているからこれからも下がるはずだ、というのはただの錯覚です。

どんな下落だろうが、未来から見たら「Uの字の左側」に過ぎないのです。

逆に、今上がっているから(割高になっているから)下がるはずだ、と考えるのもナンセンスです。

確かに、永遠に上がり続けるはずはなく、いつかは下がりますが、それがいつかは誰にも分かりません。

たとえそれがリーマンショック(約-50%)級の暴落だとしても、来るのが遅ければ、その暴落の底よりも今の方が安い、なんて十分にありえます。

投資をしない(暴落を待つ)=リスク無し、と考えてしまいがちですが、投資をしなかった間に上がった分の機会損失も立派な損失なのです。

株を売って同じ株を買い戻すのはアリかナシか~下落局面から逃げる方法~

続きを見る

出来ることは、投資期間を延ばすために最速で入れるしか無いんだね

数年後にはどうでも良い差に

とは言え、売りはしないまでも、12月27日ではなく30日や1月6日に約定していれば、1月7日ではなく8日や9日に約定していれば、というのはどうしても考えてしまいます。

そんな事は今だから言える話で、その当時は誰も正解なんて分からないのですが、たとえその「たられば」が叶ったとしても得をするのは僅かです。

こちらのグラフをご覧ください。

これは、2023年1月からの各ファンドの値動きに、今回最大の下がり幅(12月27日~1月14日)を考慮して最も高値・最も安値でエントリーした時の差を示したものです。

数値にするとこうなります。

条件eMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)
eMAXIS Slim 全世界株式
(オール・カントリー)
eMAXIS NASDAQ100インデックスiFreeNEXT FANG+インデックス
最安値で一括192.57174.06239.76374.87
+92.57%+74.06%+139.76%+274.87%
最高値で一括185.52168.41228.07352.2
+85.52%+68.41%+128.07%+252.2%
2023/1/6~2025/1/24のリターンにエントリー条件を考慮

全体のリターンに比べたら、入金のタイミングによる差は小さなものでしょう。

しかも、たったの2年でこれですから、5年や10年、ましてや20年後なんて誤差みたいなものになると思います。

ですから、「NISA損切り」につられて売らないのはもちろん、高値掴みになった所で気にせずに投資を続ければ良いのです。

逆に、たまたま安く買えることもあるしね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️


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