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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
憧れの配当金生活
配当金生活と聞くと、多くの人が一度は憧れたことがあるのではないでしょうか。
この夢のような生活を実現するのに、新NISA(の成長投資枠)のおかげでハードルが下がることになりそうです。
と言うのも、配当金生活で目安になるのは4%の配当利回りと言われていますが、実際は税金も加味しなければなりません。
4%を逆算すると、年間支出の25倍(月間支出の300倍)の資産があれば良い事になりますが、税金(20%)を考慮すると、それぞれ31.25倍(25 / 0.8)、375倍(300 / 0.8)ということになります。
つまり、月間支出が20万円だとしても7,500万円もの資産が必要となり、そんなにあったら苦労しない、と怒られそうです。
これがもし非課税であれば6,000万円で済むわけですから(これでも多いですが)、その差は大きいです。
非課税制度で高配当株を買うには、これまではあまり使い勝手が良くなかった一般NISA(しかも最大600万円まで)を使うしかなかったのですが、2024年から始まる新NISA(の成長投資枠)によって、
フレキシブルに(長期間の積み立てや、組み換え(売却・再購入)も可能)、かつ最大1,200万円まで投資が行える、ということで大きく改善します。
今回はそんな新NISAを活用して、どのようにすれば配当金生活が実現できるのかについて考えてみたいと思います。
働かずに生活できたら素敵ね
米国高配当ETFよりも日本の高配当株
まず、高配当株と言えば現状は実質、米国の高配当株ETFと日本の高配当株(個別株)の二択になるかと思います(高配当株ETFについては下記でも紹介しています)。
米国の個別株はそもそも日本の証券会社が取り扱っていなかったり手数料が掛かったりしてハードルが高いのと、日本株のETFは長期保有に向かない(一時的に配当利回りが高いだけの、いわゆる罠銘柄も含まれる)ためです。
難易度としては米国高配当ETF(VYM・SPYD・HDVなど)の方がはるかに低いです。
通常の(分配金が無い)日本の投資信託と同様、内部で分散投資してくれているため、淡々と同じものを積み立てていけば良いからですね。
その点、日本の高配当株の場合、自分で分散する(数十銘柄を購入する)必要があり、積み立ても全体のバランスを見ながら行う必要があります(ですので、自動積み立て設定のようなものも不可で、毎月手動でやる手間も発生します)。
しかし、そういった点を含めても、配当金生活を目指すなら日本の高配当株の方が良いかと思います。
理由は2つあって、1つ目は米国高配当ETFは配当利回りが若干低め(3%前後)であることが多いからです。
これは、日本の高配当株より劣っている、という事ではなく、その分、株価が少しずつ上がっているのです(下記はVYMのチャートですが、長期で見ると緩やかに右肩上がりになっているのが分かります)。
このこと自体は有難いのですが、配当利回りが下がればその分、必要な資産額が増えることに(3%で月20万円なら、20 × 12 / 0.03 =8,000万円、税金を加味すると1億円に)なりますから、
配当金生活の継続性を担保しつつ、達成までのハードルを出来るだけ下げる、という意味では、(配当利回り+株価上昇率のトータルが同じなら)株価は「上がりも下がりもしない」のがベストかと思います。
もう1つの理由は、米国ETFの場合、為替の影響を受けるからです。
日本で生活する限り、円が必要ですから、いくらドルベースで安定した配当金が出ても、実際に何円もらえるかは為替によって変動します。
(その気になれば)好きなタイミング・金額分を売却できるインデックスファンドの取り崩しと違って、あくまで配当金のみで生活する前提ですから、この影響は小さくありません。
(円高になった場合を想定して)余裕をもった資産額にするには、それだけ達成までのハードルが上がってしまいますから、変動は少ないに越したことはないでしょう。
ですので例外として、海外移住などで円以外で生活することを考えているのであれば、このデメリットは考慮しなくて良く、むしろわざわざ人口減少国の通貨で受け取る方がリスクが高いと言っても良いかも知れません。
実際に米国高配当株ETFで海外移住FIRE生活を送っている人も居るみたいだね
非課税制度の限界
ですので、日本の高配当株を前提として配当金生活の実現を目指すのですが、安定して4%の配当利回り(円で受け取り、かつ非課税)があったとしても、前述の通り、月20万円でも6,000万円の資産が必要です。
これに対して、新NISAの成長投資枠は全体で1,200万円(年間240万円)ですから、夫婦2人分だとしても2,400万円しかありません(18歳未満は作成不可、18歳以上は一般的に親世帯の資産ではないでしょうから子供分は除外します)。
インデックスファンドの場合、年利回り6%で21年積み立てた時点で2倍(126の法則)になりますから、
新NISAの生涯投資上限額が簿価(買付時の価格)ベースであることから、30年かけて積み立てれば2,400万円でも十分、目標(6,000万円)には届くのでしょうが、(元本は増えない)高配当株だとこうはいきません。
これだけ見ると、同じ金額を積み立てているのに、高配当株の場合は毎年2400万円の4%の配当金、かたやインデックスファンドは毎年6000万円の4%取り崩し(4%ルール)、と全く違う結果になって、高配当株は損しているように見えますが、
実際は、積み立て中も配当金が発生しているため、実際の手出しは少なくて済みますし、手出しを同じにすれば毎月の投資額は配当金の分だけ増えますから、早く上限に到達します。
ですが、非課税制度の範囲内でどこまで不労所得が得られるか、という意味ではやはりインデックスファンド(の取り崩し)の方が大きくなる、ということになります。
しかし、手出しに対するリターンという意味では同じですし、同じ4%の収入でも安定性や手間が違いますから、上限額にこだわらないのであれば、新NISAで高配当株を積み立てるという選択肢は十分アリかと思います。
積み立て中から配当金が得られることで、モチベーションアップに繋がる、という効果もあるよ
足りない分を他で補う
非課税に出来る上限が低いとは言え、そもそも配当金「のみ」で生活する必要はなくて、配当金と同様、手間を掛けずに安定して入る収入が他にあれば良いのです。
ここで真っ先に思い付くのが年金で、それではFIRE(早期引退)にならない、と言われそうですが、繰上げ受給したらどうでしょうか。
60歳から、配当金+(繰上げ受給の)年金で生活できたら、このご時世(将来はもっと?)十分に早期と言えると思います。
また、新NISAと同じく非課税制度であるiDeCoも、一生涯にわたり一定の金額を受け取れる、終身年金を選ぶことも出来るのです。
(しかも、拠出中はインデックスファンドで膨らました後、その金額で契約可能)
年金が非課税かどうかは年齢と受給額によりますが、これらを組み合わせれば、60歳での(取り崩しではない)非課税FIREも夢ではなさそうです。
配当金だけじゃなくても、何もせずに生活出来る状態なら同じね
それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️