この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
サラリーマンには価値がある
前々回、前回とわたってマイホームvs賃貸について色んな面で比較してきましたが、
マイホームは一般的にローンを組んで建てるのが一般的で、これは不動産投資においても同様です。
ただ、ローンを組める(銀行から融資を受けられる)というのは当たり前の事では無いのです。
本来であれば、融資額と同価値の担保が必要なのですが、買ったらすぐに価値が下がるはずの新築でも融資が受けられるのは、今後も収入が続くであろう(返済能力がある)という信用が担保になっているとも言えます。
この点において、収入が安定しているというのは武器で、自営業や中小企業の社長よりもサラリーマンの方が有利で、(同じ年収でも)より多くの額を借り入れる事が出来ます。
さらに大企業のサラリーマンであれば、簡単には退職しない(収入が途絶えない)ためさらに良く、最も信用度が高いのは公務員という事になります。
このように、いわばその人自体が担保になり、いくら借りられるかはその人の属性(職業や勤続年数など)によるのですが、その借りられる額の事を与信枠と言ったりします。
(クレジットカードの利用可能枠の事を指したりもしますが、本質的には意味合いは似ていますね)
収入額や資産額だけじゃなくて、職業も大事なのね
与信枠を生かすには
この与信枠なんですが当然、借入を行えば行うほど減っていき、最終的に(枠が無くなれば)借入が出来なくなります。
これは不動産投資に限らずマイホームでも同様のため、(住宅ローンを組んで)マイホームを買えば、それだけ不動産投資もしにくくなる、という事にもなります。
では、賃貸に住んで不動産投資をした方が良いのか?というとそれも微妙で、前回もお話したように、マイホームを買って家賃を浮かすのと、不動産投資で得た収入を家賃の支払いに充てるのとで実質同じになってしまいますし、
どちらにせよ利益を出すのは難しい(千三つと呼ばれる世界で、不確定要素も多すぎる)ため、他の方法を考えてみます。
銀行から借入を行って株や投資信託に投資出来れば一番良いのですが、残念ながらそれでは融資してもらえません。
となるとやはり不動産となるのですが、まず思い付くのは住居以外の不動産(店舗や事務所、駐車場など)です。
これなら、(住める物件では無いので)マイホームを買うのと同じ、とはならないのですが、空室リスクや修繕リスクなどは依然としてある上に、価格そのものも(住居と比べて)高くなる傾向があり、なかなか難しいです。
そこで登場するのが、太陽光投資です。
電力会社が電気を買い取ってくれる、という話はよく聞くね
野立て太陽光発電とは
一般向けで太陽光と言うと、家の屋根に太陽光パネルを取り付けたり、太陽光パネル付きの家が売られていたりするのを良く見かけると思います。
これは2009年ころから流行りだして、ハウスメーカーなどもガンガンCMを打っていたのを覚えている方も多いかと思います。
しかし、これはあくまで発電した電気は自分で使う事を前提としており、余剰電力を買い取ってくれるというもので、買い取り価格も知れており、投資とは程遠いものでした。
しかし、2011年に東日本大震災(による原発事故)があり、これによって全国の原子力発電所が停止し、一気に流れが変わりました。
電力不足を補うため、2012年から再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)というものがスタートしたのです。
簡単に言うと、発電装置を設置して認定を受けると、それから20年間(10kW未満(発電量が小さいもの)は10年間)は一定の価格での買い取りを保証する、というものです。
このため、(おまけ程度にマイホームに付ける、ではなく)投資目的での太陽光パネル設置が流行りだし、(そこに住むわけではないため)利便性は度外視で、大容量かつ費用を抑える(=利益を増やす)ために、
(土地が安い)郊外の農地や山林などで地面の上に直接、太陽光パネルを設置するスタイルが一般的であるため、「野立て太陽光発電」と言われています。
昔からある投資じゃなくて、震災後に生まれた新しい投資なのね
太陽光投資のメリット
この太陽光投資なのですが、最大のメリットはやはり、不確定要素が少ない、という事でしょう。
一般の不動産と違って空室になる事は無く、太陽は毎日・毎月・毎年どころか数百年・数千年に渡って必ず昇りますし、天候によって発電量の上下はあれど、1年単位で見れば毎年ほぼ同程度に収まり、計算もしやすいです。
さらには人が相手ではないため、入居者リスク(あまり良くない人が住んで設備を壊されたり家賃を滞納されたり近隣トラブルを起こされたり)が無く、維持費も(草刈りや軽微な修繕程度で)一般的には少ないと言われています。
またかなりざっくりですが1基あたり1000万円~2000万円程度(土地代も数十万~100万円程度)で融資も受けられるため、手持ちが少なくても始められるのもメリットです。
そして、20年間は(1kWhあたりの)価格が一定である事が保証されているわけですから、(平均発電量で計算して)20年でほぼ確実に(維持費・ローン金利込みで)元を取れるという事が分かった上で購入が出来ます。
想定外の出費が少ないから計算しやすいんだね
太陽光投資のデメリット
ではデメリットと言えば、20年後どうなるか分からない、という事に尽きると思います。
さすがに法改正があったとしても、すでに購入している人が不利益を被る事は無いかと思いますが、(そもそもスタートして20年も経っていないため前例がなく)20年後以降どうなるかは誰も分かりません。
発電自体は続くので、その時その時の変動価格で(安く買い叩かれたとしても)買ってはくれそうですが、それも状況次第(原発再開や他の再生可能エネルギーで発電量が十分になったなど)では分かりません。
もし電気が全く売れなくなった(もしくは買取価格が二束三文になって維持費も捻出できなくなった)場合、資産価値はほぼゼロになってしまいます。
厳密には土地は残るのですが、その土地に価値が付いていたのはあくまで太陽光発電として使えたからであって、それが無くなれば何の使い道もない土地になってしまうかも知れません。
そうなるとタダでも売れず(国や自治体に譲渡も出来ない)、ただただ所有しているだけで固定資産税を取られ続けるだけの負債(負動産とも言われます)になってしまいます。
そのため、土地を貸し出して太陽光発電を行う、などのパッケージを販売している業者もあるようですが、リスクを請け負う分は(手数料など)どこかで補填しているはずなので、しっかり見極める必要があります。
20年後の出口戦略が見えないんだね
悪徳業者に注意
これ以外にも、(太陽光発電に限らず)投資案件にはぼったくりの業者も付きものです。
低額で始められるとしても、実際は(借入をして)高額な商品を買っているのには変わりません。
初めに与信枠についてお話しましたが、たとえ手元のお金は減らなくても与信枠は確実に減って(信用棄損して)います。
なぜそんなサービスが提供出来るのか、裏側をしっかり考えて購入する事が大事です。
大きな買い物は慎重に、だね
それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️