太陽光投資はオワコン?~オワコンと言われてからがチャンス!?~

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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

オワコンと言われる理由

前回、太陽光投資についてお話しましたが、ここ数年はオワコン(「終わったコンテンツ」の略)と言われています。

太陽光投資について~サラリーマン属性を活用~

その理由としては買取価格の低下がほとんどでしょう。

前回お話した通り、この投資は再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)があってこそ成り立つもので、この固定価格というものも毎年見直されています。

そもそもこの固定価格買取制度の財源は何か?と言うと、電気を使っている国民全てから再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金(はつでんそくしんふかきん))という名前で徴収したものであり、これは電気代の明細などにも記載されています。

要するに、太陽光発電してようがしていなかろうが関係なくほぼ全員から集めたお金を、太陽光発電している人に渡しているわけです。

ですので、際限なく太陽光発電が増えても維持出来るというものではなく、この制度が始まった2012年以降、(太陽光発電が増えるにつれて)毎年のように買取価格は低下しています。

あくまで電力不足を補うための制度だから、その役目が終わったら徐々に必要なくなっていくんだね

新規参入が無くならない理由

実際、太陽光の1kWhあたりの買取価格は2012年の40円をピークとして、2013年は36円、2014年は32円と低下していき、2021年には12円にまで下がっています。
(詳細は経済産業省のサイトに記載されています)

ちなみに、これはあくまで発電施設が稼働を開始した(認定を受けた)年度によって決まるものであり、20年間はその価格での買い取りが保証されています。

とは言え、これから参入する人は今の価格で20年間買い取ってもらう事になるため、採算が取れないように見えますが、実際はまだまだ行われています。

その主な理由として、発電設備そのものが多く生産される事によってコストが下がったり、技術の進歩によって発電能力が上がっているから、と言われています。

個人的には、(参入者が居なくなったら困るため)各業者のコスト削減努力(人件費削減など)もあるんじゃないかと思っています。

太陽光発電は(一般の)不動産とは違って、目に見えないコストがあまりなく、購入前にだいたい収支が分かってしまうため、赤字になったら誰も買わなくなるからですね。

実際、およそ表面利回り(年間の家賃収入の総額を物件価格で割った数字のこと。この場合は年間の売電収入を設備費用(太陽光パネル+土地代)で割った数字)で10%くらいは維持されているようです。

要するに、利回り10%なら10年で100%、実際はローン金利や修繕費などを入れたら15年くらいで元が取れて、20年までの残りの数年分は利益になるようなイメージです。

諸経費なども含めて計算したものは「実質利回り」と言うそうね

2020年に全量売電廃止

このように、5年以上前から終わる終わると言われ続けたこの投資、しぶとく生き残っていたのですが(どこかの閉店セールみたいですね)、流石に大きな転機を迎える出来事がありました。

それが、2020年度のFIT法改正です。

これにより、2020年4月以降の10kW以上50kW未満の事業用太陽光発電には「自家消費率30%以上」が適用条件に加えられました(自家消費要件と言われています)。

要するに、あくまで自分が使う前提で作って、余剰電力を買い取る、という方式に変わったわけです。

これの何が問題かと言うと、前回お話した「野立て太陽光発電」です。

太陽光投資では、(土地代を抑えるために)住むのには適さない郊外の山林や農地に、(設置費用を抑えるために)地面の上に直接パネルを設置する(電気を使うものがない)のが基本です。

たとえ無理くり電気を使う設備を付けたとしてもその設備費用や、そもそも売電量が70%未満になってしまう事を考えると、利益を出すのは難しく、

そして、10kW未満はそもそも固定価格買取期間が10年間である事を考えると、一般人が手を出せる規模(50kW未満)の新規の太陽光投資は不可能になった(終わった)と言っても過言ではありません。

これからやろうと思っていた人には厳しい法改正だね

新たなチャンス

とは言え、先ほどもお話した通り、発電設備のコスト低下や性能向上は続いており、徐々に(自家消費要件が無い)50kW以上のものも価格が下がって手を出しやすくなっていくでしょうし、新たな流れも出てきています。

それは「セカンダリー案件」です。

太陽光発電のセカンダリー市場とは、すでに稼働している太陽光発電所を中古で売買する市場の事で、要するに中古の太陽光発電所を買う、という投資です。

すでに稼働しているわけですから、稼働を開始した年度の固定買取制度が適用されていて、(2019年以前であれば)自家消費案件も無い、というわけです。

これ自体は以前から行われていたのですが、最近大きく変わったのは、セカンダリーにも(銀行などからの)融資が付くようになった、という事です。

これまでと同様、手持ちが少なくても始められる、レバレッジを効かす事が出来る、というのは大きなメリットかと思います。

しかし、中古を買う、という事は(当たり前ですが)売る人がいる、という事。

売りたい理由は何かしらあるはずです。

このあたりの裏側もしっかり考えながら、どうやったら(自分も売り手も)Win-Winになるのかが鍵になってきそうです。

法改正によって逆に新しい市場が出てきたのね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️

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