ナンピン買いとは~追加投資の最適解!?~

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

追加投資のタイミング

前回、ある程度の貯金がある状態で投資を開始する時や、相続・退職などでまとまったお金が入ってきた場合、毎月の積立額を上げるのではなく、(毎月の積み立てとは別に)スポットで少しずつ追加投資を行うのが良い、というお話をしました。

ドルコスト平均法について~メリット・デメリットを徹底解説~

では、そのスポット購入、いつすれば良いのでしょうか?

1つのやり方として、ルールを決めてすぐに始める、というものがあります。

この時、2~3年程度で完了するくらいを目安にすると良いかと思います。

例えば、相続で1000万円入ってきて(生活資金は別で確保出来ているため)全てを投資に回したいという場合、毎月40万円を投資する(1000 / 40=25ヶ月(2年1ヶ月)で完了)といった感じです。

もともと積み立て投資していた、あるいはこれを機に投資を開始するが一時金を投資し終わっても(収入の一部で)続けたい、という場合は、これとは別で積み立て投資を行う必要があります。

この場合、積み立て額の変更で対応すると魔が差して(変更のついでに)予定額を増減してしまう、という心配がある方は普段の積み立て用とは別の証券会社で一時金用の口座を作るのも手かと思います。

一人が複数の証券会社に口座を持つのは普通の事なんだよ

ナンピン(難平)買いとは

他のやり方としては、追加投資をすぐに始めずにタイミングを見て購入する、というやり方もあります。

当然、安い時に買った方が(売った時の)利益が大きくなるため、出来るだけ安いタイミング(底値)で買うと良いのですが、残念ながら未来の値動きは誰にも分かりません。

下がり続けた後、上がり始めた所で買ったとしても、その上昇は一瞬で終わって再び下降に入り、元の底値を超えて下がっていく、なんていうのもよくある事です。

そんな事言ったらいつまで経っても買えないよ、となってしまいますが、ここで登場するのがナンピン買いという方法です。

ナンピン買いとは、買った株式や投資信託などが下落した場合に、買い付けコスト(損益分岐点)を引き下げることを目的に、さらに買い付けることです。

ナン(難)=損を平均することからナンピン(難平)と言うそうです。

イメージはこのような感じです。

グラフの最初の地点で購入した株などが、下落したタイミング(赤い矢印)で同じ物をさらに買い付ける事で、本来の損益分岐点(赤線)を引き下げる(黄線)ことが出来ます。

そうする事で、このグラフのように最初の価格まで戻らなくても収支トントンまで持っていける(それ以上回復したら利益になる)のです。

ナンピン買いの注意点

しかし、このやり方にも注意点があります。

単純に、下がっていたら買い増す、という事を続けていると、買いすぎてしまう恐れがあるのです。

証券会社のサイトやアプリをチェックして、下がっていたら買う、だと(総投資額は)チェック頻度に左右されてしまいますし、人間の心理でどうしても(下がっている時は特に)こまめにチェックしてしまいがちです。

そうすると、最悪このように暴落する前に追加購入のための資金が尽きてしまい、ナンピンしなかった時と比べても(投資額が増えたぶん)大損してしまう、という事態もありえます。

ですので、単純に下がっていたら買う、ではダメなのもちろん、1ヶ月など期間を決めてチェックする、というのも(ゆっくり長く下落する場合もあるため)良い策とは言えません。

ではどうすれば良いのか?と言うと、最初の購入時の価格から〇〇%下落したら〇〇円分買う、といった感じであらかじめルール決めしておく事です。

こうする事で、例えば10%下落したら5万円分買う、というルールであればどんなに下落しても(例え100%→0%でも)10%が10回なので、5万円 × 10回=50万円以上の出費には絶対になりません。

ナンピン買いのルール

そして、これとは別にナンピン買いには大原則とも言えるルールがあります。

それは、「同じ値段では買わないこと」です。

どういう事かと言うと、例えば最初に1株100円で買った株が(10%ルールだとすれば)90円になったら買い増し、80円になったらさらに買い増しするのですが、

その後、100円まで回復した後に再度、下落して90円や80円になっても買い増さない、という事です。

イメージはこのような感じです。

ここで、青の矢印では購入しますが、赤の矢印では購入してはいけません。

ここで購入してしまうと価格の上下を繰り返しているだけで追加投資の資金が尽きてしまい、最初のグラフのように(一番買いたい)暴落時に買えない、という事態に陥ってしまいます。

まとめ

このように、ちゃんとルールさえ決めれば、ナンピン買いは追加投資の方法としてはかなり良い方法だと思います。

ただし、(買うかどうかは別として)値動きのチェック自体はこまめに行う必要があり、それなりに手間がかかるのと、(全く値動きを見ないのと比べると)いらない事をしてしまうリスクもありますので、

これが気になる人は、最初に紹介した(2~3年程度で完了するくらいを目安に)一定額を分散投資し続ける、という方法が良いかと思います。

この方法であれば、(大手ネット証券なら)自動積立設定などで(一度設定さえすれば)完全放置も可能です。

どちらが良いかは人によるのね

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️

資産形成の第一歩は証券口座開設から

NISAはSBI証券、iDeCoはマネックス証券がおススメです

住宅ローンの見直しはこちら

モゲチェック

 

応援クリックお願いします(にほんブログ村)

 にほんブログ村 投資ブログ 投資初心者へ  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA