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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
ふるさと納税
今回は、いつもとは一風変わった切り口で、特に年末に関係する事についてお話したいと思います。
年跨ぎで切替わるものと言えば、まず思い付くのがふるさと納税です。
ふるさと納税で節税対象(来年の所得税の還付・住民税の控除)となるのは1月~12月で、厳密に言うと12月31日までに寄付したものが今年の枠になります。
節税対象になる限度額についても今年(1月~12月まで)のトータルの収入や控除額によって決まるため、(12月のボーナスなどで)これが分からずに少な目にふるさと納税していた人も、
この時期になってはっきりした事で、残りの枠を使い切れる状態になった方も多いかと思います。
以前もお話した通り、限度額に届かなかった時の機会損失(届かなかった額の30%)よりも超えた時のリスク(超えた額の70%)の方が大きいため、あまりギリギリを攻めない方が良いのですが、
どうしても余らせたくない、という方は、お住まいの市町村のサイト(無い場合は大阪市か名古屋市のサイト)で住民税を厳密にシミュレーションして、住民税所得割額の20%まで寄付すると良いです。
ただし、ワンストップ特例制度を使用する場合、寄付した後に送られて来る申請書を返送する期限が、寄付した翌年の1月10日まで(必着)のため、
年末ギリギリに寄付した場合、年末年始の自治体(に委託された業者)の休業も相まって、間に合わない可能性が高くなり、その場合は確定申告をする必要があります。
ちなみに、ワンストップ特例制度を使った場合、全てが住民税から控除され(トータルの限度額は確定申告と同じ)、
住民税の支払いは特別徴収(会社員など、源泉徴収される場合)で翌年6月~翌々年5月まで12回、普通徴収(個人事業主など)で翌年6月・8月・10月・翌々年1月の4回ですが、
確定申告をすれば一部が所得税からの控除になり、確定申告(2月16日~3月15日)の1ヶ月~1ヶ月半後に還付されるため、
確定申告をした方が長く資金拘束される額が少なくて済みます。
確定申告の手間とのトレードオフだね
NISA口座の切替
次に年跨ぎが重要になるのが、NISA口座の切替(一般NISAからつみたてNISA、もしくは、つみたてNISAから一般NISAへの切替)です。
NISA vs つみたてNISA、どちらが良いか?~徹底比較~
口座を開設しただけなら、年1回までなら「非課税口座移動届出書」という書類を金融機関に提出する事で切り替えが出来るのですが、
2回目以降だったり、NISA口座で一度でも買付を行っていると、その年はもう切り替える事が出来ません。
これが、年を跨ぐ事で、再度切り替え可能になります。
ちなみに、すでに今年までにNISA口座で購入したものは、(本来の非課税期間までの間)引き続き非課税で運用されるため、切り替える事によるデメリットはほぼ皆無と言って良いかと思います。
(ただし、一般NISAのロールオーバーはその年の枠を使う事で成立するため、つみたてNISAに変更すると出来なくなります)
どちらかと言うと、切り替えというよりは、年ごとに全く違う枠になっていて、来年は(一般NISA・つみたてNISAの)どちらにするかを決める、というイメージの方が近いかも知れません。
年末までに計画を立てておけば1月からスムーズに開始できるわね
証券会社の変更
これと共に考えるのが証券会社の変更です。
こちらは年末じゃなくてもいつでも可能なのですが、NISA口座の切替とセットで考える事(特定口座とNISA口座を同じ証券会社で揃えておく等)が多いかと思います。
2022年で言うと証券会社の変更を考える上で大きな出来事と言えば、楽天証券のクレジットカード積立(によるポイント付与)の改悪、でしょう。
もともと楽天証券は楽天カードで投資信託を積立投資(定期購入する設定)する事で、月5万円まで(つみたてNISAも月33,333円まで可)投資額の1%がポイントで還元されていたのですが、
新たに楽天キャッシュ積立が開始された事で、クレジットカード積立のポイント還元率は2022年9月購入分から0.2%になってしまいました。
(厳密には、信託報酬のうち販売会社が受け取る手数料が年率0.4%以上のファンドは引き続き1%ですが、ポイントのために高い手数料のものを選んでは本末転倒です)
楽天キャッシュ積立については、自由度はクレカ積立と大差ない(ボーナス設定不可など)上に、キープチャージの仕組みから、事実上(クレカ積立と比べて)1ヶ月先払いになっただけ、と言っていいでしょう。
さらに、この楽天キャッシュ積立はポイント還元率1%なのですが、これはあくまで2022年12月までの期間限定のキャンペーンのため、終われば0.5%になります。
こうなると、もともとクレカ積立でポイント還元率0.5%だったSBI証券(+三井住友カード)や、1.0%のauカブコム証券(+au Payカード)、1.1%のマネックス証券(+マネックスカード)の方が良い、と思う方も多くなりそうです。
(保有ポイントも楽天証券が指定の金額に到達した時だけポイント付与なのに対して、上記3社と松井証券は(率は低いものの)投資信託を保有しているだけで毎年貰える)
ちなみに、証券会社を変更する際、移管手続きを行う事で(変更前の証券会社で保有していた)株や投資信託を保有したまま変更が出来ます(ただし、変更後の証券会社で取り扱いが無い銘柄は除く)。
全て売却してから買いなおす、というやり方は、(譲渡益に)税金が発生するため、おすすめ出来ません。
(その分、将来払う予定の税金は減りますが、税金は出来るだけ先送りした方が有利)
楽天証券の改悪はSNS界隈でも話題になっているね
配当所得の損益通算(損出し)
これと似て非なるものとして、配当所得の損益通算(損出し)、というものがあります。
こちらは配当金(分配金)が出ていて、(別のものでも可)価額が下がっている株やETF、投資信託などを持っている方限定になりますが、
配当金にはその年に税金が掛かってしまうため、(含み損が出ているものを)一部売却して損失を出す事で相殺(損益通算)して節税する、というテクニックです。
売却したものは翌日に買いなおすのが基本です(価額の上下に左右されないために出来るだけすぐが良いですが、当日だと損失が認められない事が多いようです)。
こうすると、ただ同じものを売って買いなおしているだけなのでリスクは無いのですが、損を出した分、取得価額(買い付けに要した金額)は下がるため、
将来売却する時に発生する税金は増えて、節税というよりは税金の先送りになります。
ただし、その分自由に使える(投資に回せる)お金が増えるわけですから、税金の先送り自体にも意味があります。
税金の分も運用して増やしてから払った方が有利、というわけです。
しかし、この損出しは投資期間が長くなればなるほど損を出せる(含み損が出ている)ものが無くなっていくため、不可能になっていきます。
やや上級なテクニックまで紹介しましたが、出来る所から少しずつでも、大掃除感覚で見直してみるのも良いかも知れません。
休み中にじっくり考えたり、家族で話し合ったりするのも良さそうね
それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️