この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
いつ始めるべきか
2024年から始まる新NISA(大幅なNISA制度改正)によって、メディアなどで取り上げられる機会も増え、NISAの存在を知ってこれから始めようと思う人も増えたかと思います。
しかし、実際いつ始めたらいいのか、新NISAが始まる2024年からがいいのか、はたまた価格が低い(株安・円高の)タイミングが良いのか、迷う人も多いでしょう。
そんな人々へ、結論から申しますと、(新NISAを始めようと思っている方は)今すぐ、つみたてNISAを始めることをおすすめします。
その理由について詳しく説明していきたいと思います。
昔流行った予備校講師のフレーズみたいね
新NISAと現行NISAの違い
まず2024年から始まる新NISAについてですが、税制改正大綱によって大枠がほぼ確定し、金融庁のサイトでも概要が掲載されました。
令和5年度税制改正の大綱等において、以下のとおり、2024年以降のNISA制度の抜本的拡充・恒久化の方針が示されました。
新しいNISA : 金融庁
これを現行のNISA制度(つみたてNISA/一般NISA)と比較すると次のようになります。
新NISA | つみたてNISA | 一般NISA | |
---|---|---|---|
年間投資枠 | 360万円 (つみたて投資枠120万円・ 成長投資枠240万円) | 40万円 | 120万円 |
非課税保有期間 | 無期限 | 20年 | 5年 |
非課税保有限度額 (生涯投資上限額) | 1,800万円 (うち1,200万円まで成長投資枠として利用可) | 800万円 | 600万円 |
口座開設期間 | 恒久 | 2023年まで (新NISA登場前は2028年まで) | 2023年まで (新NISA登場前は2042年まで) |
投資対象商品 | つみたて投資枠:一定の投資信託(つみたてNISAと同じ) 成長投資枠:上場株式・投資信託等(一般NISAよりは少ない) | 一定の投資信託 | 上場株式・投資信託等 |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 |
これを見ると分かる通り、新NISAはつみたてNISAと一般NISAを組み合わせて(この2つは併用不可でしたが)、両方とも枠(年間投資枠・非課税保有限度額)を増やしたような制度になっています。
要するにほぼ完全なる上位互換で(一部、一般NISA → 新NISA(成長投資枠)で対象外となる商品もありますが、金融庁が投資不適格(リスクが高すぎる)と判断したものなので実害は無いと思います)、手放しで喜べる制度改正と言えます。
当初はつみたてNISAを拡張したような制度にする案もあったけど、最終的には一般NISAの要素も取り入れた制度になったんだね
なぜつみたてNISAなのか
では、そんな優秀な新NISAなら、制度が始まるタイミングで(2024年に入ってから)始めた方がいいんじゃないか?という意見もあります。
しかし、上の金融庁のサイトにあるように、現行のNISA制度(つみたてNISA/一般NISA)で投資した商品は「新しい制度の外枠で」非課税措置が適用されるのです。
つまり、2024年以降に始めた場合、非課税保有限度額(生涯投資限度額)は1,800万円ですが、2023年につみたてNISAから始めた人は、1,840万円(1,800 + 40)になります。
じゃあ、年間投資枠が120万円ある一般NISAの方が良い、となりそうですが、残念ながら2024年以降はロールオーバーが出来ないため、5年で非課税期間が終了して(2027年までは1,920万円だが、2028年からは1,800万円に戻って)しまいます。
NISA vs つみたてNISA、どちらが良いか?~徹底比較~
となると、新NISAは年間360万円が上限で、5年未満で1,800万円に到達するのは不可能なため実質、併用する意味がありません。
しかも、現行制度から新しい制度へのロールオーバーも不可と発表されましたので、一旦売却してから新NISAで買いなおすしかなく、5年後に価格が上がっていた場合、(一般NISAで)買った価格以上の枠を使う事になり不利になります。
(同じ買いなおしになるなら、20年保有できるつみたてNISAの方が良い)
ですので、つみたてNISAを始めることがおすすめになるのです。
おまけでもう一つ付け加えると、新NISAで投資するための練習としても、つみたてNISAは丁度いい、というのもあります。
最大でも年間で40万円ですから、そこまで大きな額ではなく、落ち着いた判断が出来る(価格が下がっても慌てて売ったりする可能性が低い)からです。
これが120万円(360万円)となると話は変わってきますが、少額でも「持っておいたらいつかは上がる」という経験をしておくと、動揺も少なくなると思います。
5年では難しいけど、20年あれば継続すれば1,800万円に届きそうね
なぜ今なのか
今年の(つみたてNISAの)枠を使った方がいい事は分かったけど、それなら今年1年間のうちで価格が安い時に始めた方がいいんじゃないの?と思う方もいるかも知れません。
確かにつみたてNISAでは、その名の通りつみたてを前提とした制度なので、(基本的には)毎月同額しか設定出来ないのですが、いつ始めても年末までに40万円の枠を使い切れるようになっています。
つまり、1月からスタート(12ヶ月)なら月33,333円(40万円 / 12)、7月からスタート(6ヶ月)なら月66,666円(40万円 / 6)、12月からスタート(1ヶ月なら)月40万円も可能です。
蛇足ですが、ボーナス設定を使った裏技で、月1,000円に設定して残り全額を初月にボーナスにする事で、例えば7月スタートなのに、7月は39.5万円、8月~12月は月1,000円みたいに前に寄せる事も出来ます。
ですので、(同じ40万円なら)安い時に買いたい、と思うのが人の性なのですが、それは不可能です。
なぜなら、今が安いのか高いのか、というのはあくまで過去と比べてであって、これからどうなるかは誰にも分からないからです。
安い、と思って買っても、もっと下がる(後から見たら買ったタイミングが一番高値だった)可能性もあるわけです。
そもそも未来の値動きが読めるなら、ちまちまNISAで投資なんてせずに、レバレッジを効かせた短期トレードで億り人になれます。
未来に関して一つだけ分かっている事があるとすれば、長い目で見れば世界経済は成長する(可能性が限りなく高い)、という事だけです。
ですので、(潰れる所もありますが)トータルで見れば各企業も伸びていきますし、だからこそインデックス投資で(投資先を分散して)長期投資をするのです。
そう考えると、投資期間は長ければ長いほど良い、つまり始めるのは早ければ早いほど良い、ということになります。
インデックス投資を長期で行う、というのは言い換えれば世界経済の成長に賭けているんだね
例外について
ただし、1つだけ注意点があって、あくまでこれは「途中で売らない」ことが前提となります。
お金が必要な時に売るのは良いですが、価格が下がったり悪い経済ニュースを見たりSNSでの煽りなどで不安になって手放してしまう(狼狽売りをする)と本末転倒です。
その為には、「何に投資をしているのか」をしっかり理解して納得した上で投資をする必要があります。
ですので、ある程度の知識を付けてから始めた方が良いのですが、実際にやってみないと身に付かないのも投資です。
だからこそ、(少額で)今すぐ始めてみるのが良いかと思います。
つみたてNISAなら年間投資枠が小さいから丁度いいのね
それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️