投資のための節約術4選~鍵を握るのは支出~

こんにちは〜🌤️おりおりです🙋‍♀️

収入増よりも支出減

これまで、投資について色々とお話してきましたが、そもそも投資に回すお金が無い、という方も多いかと思います。

ちょうど2023年から新NISAも始まりますが、今までつみたてNISAの月3.3万円ならギリギリ何とか捻出できていた、という人にとっては、投資可能枠が増えた所で(どのみち積み立て額は増やせないので)恩恵があまり無い事になってしまいます。

年間投資枠もさることながら、生涯投資枠にしても月3.3万円(年40万円)だと1,800万円に到達するには45年も掛かるため、使い切るのも難しいでしょう。
(今までのつみたてNISA(20年)と実質あまり大差ない)

そうなると、いかにして投資用の種銭(たねせん)を作るのか、ということが大事になってきますので、今回はその観点でお話をしたいと思います。

結論から申しますと次の4つです。

  • 家計を把握する(家計簿アプリ導入)
  • 節約はほどほどに(時給換算)
  • 格安SIMに乗り換え
  • 保険の解約

種銭を「作る」というイメージから、つい収入アップに目が行きがちですが、重要なのは支出カットです。

収入アップが簡単に出来るなら、もうすでにやっているはずで、実際にやろうとすると残業や副業アルバイトなど、時間を切り売りするしかありません。

また、ストック型の収入を目指した副業ビジネスは得てして、収入が発生するまでに長い期間が掛かります。

それに対して、支出カットは時間を切り売りすることなく、かつ即効性があり、さらに税金や社会保険料が増えることもありません。

(元の所得にもよるけど)収入が増えても、そのうち3~4割くらいは取られちゃうイメージだね

家計を把握する(家計簿アプリ導入)

まず、1つ目は月並みですが、家計を把握することです。

改善しようにも現状を把握していないと、どこから手を付けたら良いか分からないため、必要なことなのですが、出来るだけ時間もお金も掛けないように行いたい所です。

そこでおすすめなのが家計簿アプリです(有名どころでは マネーフォワード ME など)。

こちらにクレジットカードや銀行口座などを登録しておくと、入出金の履歴を連携して自動的にある程度の家計簿を作ってくれます。

取引内容から推測して(過去の入力も参考に)自動的に何費かを振り分けてくれるので、少し手直しするだけで完成します。

ここで要注意なのは、登録するのはあくまで普段使っているクレジットカードと、引き落としや振り込みを行っている銀行口座だけで、証券口座や貯金用の銀行口座は登録しないことです。

使ってしまわないことを第一にするなら、投資や貯金はしたことを忘れるのが一番です。

特に証券口座の場合、評価額の変動によって残高が上下しますし、どのみち自分でどうこう出来る要素では無いので、(狼狽売りの危険性なども考えると)見ない方が良いかと思います。

そう考えると、(月500円程度、課金する価値は十分あるとは思いますが)上記の マネーフォワード ME の無料会員(連携可能数4件)でも十分でしょう。

逆にこれに収まらない(クレジットカード2枚・銀行口座2つを超える)場合は、管理の手間もありますし解約も考えた方が良いかも知れません。

蛇足になりますが、(この店ではこのカード、この店ではこのカードと言った感じで)ポイントを追い求めすぎるのも後述の観点からおすすめ出来ません。

給料の振込が指定銀行のみ、とか交通系のカードが欲しいから、とかで2つ目を用意するくらいね

節約はほどほどに(時給換算)

支出カットが大事と言っておきながら矛盾するように聞こえるかも知れませんが、いわゆる一般的なイメージの「節約」はあまりおすすめ出来ません。

分かりやすい例で言うと、スーパーのチラシと睨めっこして自転車を飛ばして隣町まではしごする、みたいなやつです。

労力は無料ではない、ということです。

どの程度かは、節約額とそのために掛かった時間から1時間当たりの額(時給)を計算してみると良いかと思います。

例えば、10円安い卵を買うために最寄のスーパーより往復30分多くかかるスーパーまで行った場合、時給はたったの20円(10 / 0.5)です。

また、時間はかからずとも、人の意思決定を行う能力は限られたリソースであると言われているため、これをわずかな節約のために使うのもあまり良くないと思います。

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズが、(何を着るか選ぶという)決断の回数を減らすために毎日同じ服を着ていた、というのは有名なお話です。

そういう意味では、ポイントカードやクレジットカードを大量に持ち歩いて店によって使い分ける、というのも考え物です。

また、部屋の電気やトイレの換気扇をこまめに消す、というのも労力に対する対価が低すぎるかも知れません。

電気というのは、熱を発生させる時に大量に消費しますが、これに比べると明るくしたり、モーターを回すだけでは消費量はごくわずかです。

LEDはもちろん、蛍光灯でも電気代は知れていますが、白熱電球だけは(熱を発するだけに)高めなので、こまめに消すのではなく、LED電球に変えてしまいましょう(これなら手間は換える時だけで、効果は10年以上も続くので)。

ちなみに同じ熱でも、熱移動になるヒートポンプ(エアコンや冷蔵庫など)は比較的安めだよ

格安SIMに乗り換え

これと同じように、手間は換える時のみで、(その後は手間がかからず)効果はずっと続く、というものが支出カットにおいては効果絶大です。

そういう意味でも、大手3大キャリアを使っている方は、格安SIM(大手3大キャリアのサブブランドも含む)への乗り換えを強くおすすめします。

こちらは省エネ家電への置き換えと違って、初期費用すらかからない(イニシャルコストとランニングコストを天秤にかける必要すらない)ため、迷うことはありません。

格安SIMというと、電波が届きにくくて緊急時に困る、というイメージがありますが、ほとんどの場合、回線自体は大手3大キャリアのものを拝借しているため、電波の届きやすさは同じです(独自回線の楽天モバイルだけは例外)。

唯一のデメリットとして、(繋がりはするものの)回線速度が遅い、というのがありますがほとんどの場合、LINE通話やYouTube視聴など、通常使用では問題ないでしょう(ビデオ通話がしにくい程度)。

では格安SIMの中では何が良いのか、となりますが、そこはあまりこだわらなくて良いかと思います。

価格競争や、昨今、客寄せのために赤字覚悟で料金プランを設定しておいて後で改定、なんてこともありえるため、最安は時期によって変わります。

また回線速度も、その時速くても、契約者が増えて後々遅くなる、というのも珍しくないため、そこそこ安くて速そうならOKとておいて良いかと思います。

それでも迷うという方向けに、強いて一つ上げるなら今のところ mineo(マイネオ)(1GB+パケット放題Plus)の月額1,683円(税込)がおすすめです。

パケット放題Plusはmineoスイッチ(専用アプリからいつでも操作可)をONにすることで中速通信(最大1.5Mbps)が実質無制限に使えるというもので、最安の1GBプランと組み合わせることで、

月額を抑えつつ、普段は無制限の中速通信を使い、必要な場合のみ高速通信(1GB)に切り替える、という感じです。
(店頭で割引きサービスを案内されてアプリ登録、の流れでインストールに時間が掛かって後ろの人を待たせる、等の格安SIMあるあるを防止)

容量を気にせず使えるのが良いわね

保険の解約

もう一つ、支出カットにおいておすすめなのが、保険の解約です。

まず理由の1つ目として、支出カットの目的が投資資金のためなのですから、わざわざ高い手数料を払って保険で運用する必要がありません。

その意味で、貯蓄型の保険は種類問わず不要かと思います(逆に、自分では投資も貯金もしない、という人には良いと思います)。

そして理由の2つ目として、(掛け捨て型も含めて)保険に入る目的はお金だからです。

当たり前ですが、保険に入ったからと言って、病気や怪我にならないわけではなく、病気や怪我をした時に生活が困窮しないために入るのです。

ですので、それだけの貯蓄があれば入る必要は無いですし、確率論で考えたら保険に入ったほうが損をする可能性の方が高い(でないと保険会社の取り分が無い)です。

とは言え、これから資産を築いていこう(今は無い)という人は、ある程度の資産が出来るまでは(その間に何かあったら困るので)最低限の掛け捨て保険には入っておいた方がいいでしょう。

今、貯蓄型の保険に入っていて、これから投資を始めよう、という人は、一旦掛け捨て保険に切り替えて、ある程度資産が出来たらそれも解約する、という3段構えでも良いかも知れません。
(その方が一般的に、毎月の保険料が少なく、かつ保障内容も厚くなると思います)

ちなみに、今解約すると損をする、と言った懸念はほとんどの場合(満期直前とかじゃない限り)、今すぐ解約するのがトータルで一番損が少ない、という結論になるそうです。

ポイントは、保険料と解約返戻金の比較じゃなくて、そのお金を自分で運用した場合と比較することだよ

それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃‍♀️

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