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こんにちは〜🌤️おりおりです🙋♀️
年金支給額について
前回、年金についてお話させて頂きましたが、
自営業(個人事業主)は約6.5万円
会社員や公務員は約16.5万円
この金額を聞いて、ちょっと少ないと思いませんか?
これが問題なんです。
老後の生活費はいくら?
これについて金融庁が平均値を発表していて、夫が65歳以上・妻が60歳以上で共に仕事をしていない世帯(いわゆる一般的な老後世帯かと思います)で、
収入が約21万円
支出が約26.5万円
となっているそうです。
先ほどの年金支給額から夫婦で、と考えれば収入は平均値として妥当かなと思います。
しかし、問題なのは支出がそれ以上に大きいという事。
じゃあその差額はどこから捻出してるの?となるのですが、それは貯金です。
これがTVなどでよく言われている老後2000万円問題なのです。
老後2000万円問題
じゃあなんで2000万円なの?という疑問がありますが、これは実は先ほどの数字が関係しているのです。
具体的にキャッシュフロー(収入-支出)はどうなのか計算すると、
キャッシュフロー = 収入 - 支出 = 21万円 - 26.5万円 = -5.5万円
となり、毎月5.5万円の赤字になります。
これが一生涯続くわけですから、平均寿命までおよそ30年と仮定して、
5.5万円 × 12ヶ月 × 30年 = 1,980万円(約2,000万円)
これが老後2000万円問題の正体、というわけです。
要は金融庁が調査した平均値を使って算出した数字なので、れっきとした根拠がある数字なのです。
2000万円ないと破産する!?
これを聞くと、
やばい!老後までに2000万円以上貯金しておかないと破産してしまう!
こう感じてしまう人も多いかと思います。
これが、マスコミが不安を煽るのが上手な所ですね。
嘘は言っていないけど、見た人に「事実じゃない事まで想像させてしまう」のです。
冷静に考えてみれば、もし破産していたらこの収入と支出の数字は成り立ちません。
つまり、(平均で)貯金が2000万円以上あるからこそ、この支出なのです。
平均の支出 = 必要な生活費 では無い、という事です。
実は老後54万円問題!?
この証拠に、(上記の平均値は2018年に発表されたものですが)2020年の発表では 収入 - 支出 でなんと、
たったの1,500円の赤字
となっているのです。
2020年と言えば、新型コロナが大流行した年。特に高齢者の方は外食や旅行などを控えた方が多いかと思います。
要は、生活するだけならこれだけでも十分可能、というわけです。
毎月1,500円の赤字であれば、先ほどと同じように計算しても、
1,500円 × 12ヶ月 × 30年 = 54万円
老後2000万円問題じゃなくて老後54万円問題だった!?となってしまいます。
とは言え、せっかく定年退職して自由な時間を得たのに、普通に生活出来るだけではもったいない、と思う人も少なくないはず。
必要以上に焦る必要は無いですが、無理なく貯蓄はしていきたいですね。
それでは皆様、よきフィットネスライフを〜🏃♀️